2004年12月12日 更新

 ビーフ・ステーキ  

炭火の遠赤外線で焼くステーキは、塩コショウだけで十分おいしいのですが、フライパンを使っておいしく焼くには、多少工夫がいります。今回は、安いオーストラリアやニュージーランドの牛肉を柔らかく焼くための工夫をしたビーフ・ステーキです。薄切りの肉でも応用できます。薄肉で作る場合をシャリアピン・ステーキといいます。
一人前 200gくらいの肉が普通です。ちょっとダイエットには無理がある感じですが、豚肉よりもカロリーが低いと聞いています。


 材料 5人前 一人前 800Kcalです。
牛ロース肉 5枚(一枚 200g) または薄切りのロース肉 1Kg  大根 1/4  赤ワイン 1カップ、ニンニク3片、オリーブオイル大さじ3杯、


 調味料
塩、胡椒、 醤油 少々 


 下準備
大根は、皮を剥いて、おろし金ですり下ろしてください。
牛ロースの脂身の部分に包丁を入れて切って置きます。(焼いた姿を平たくするため)
ロース肉に塩胡椒をして、30分ほどおき、蓋付きの容器に並べます。並べた上に大根おろしとおろしにんにく(2片分)を肉に擦り込むように入れて、オリーブオイル大さじ2杯を入れて、最後に赤ワインを入れて隠し味にしょうゆを小匙1杯ほどいれて、1時間ほど冷蔵庫で保管します。

残りのニンニクはみじん切りにしてください。

火入れ
フライパンにオリーブ・オイルを薄く引き、ニンニクを入れて香りを移し、大根おろしとワインにつけたお肉を焼きます。
はじめは、強火でフライパンからうっすら煙がでてくるまで暖めてから肉をいれます。3分ほど焼いて裏返して、中火にしてます。
仕上げに赤ワインを少し垂らして、蓋をして弱火で蒸し焼きにして完成です。
肉を入れた時や赤ワインを入れると大きな炎が上がることが有りますので、慌てず、ふたをして消しましょう。
鉄板がある場合は、油を引いて弱火で暖めておきます。鉄板はかなり熱くなりますのでやけどに注意してください。


大根おろしとワインとオリーブオイルで漬け込んだ状態


牛ロースのステーキ

 


大根おろしの肉を柔らかくする効果について
大根には、タンパク質などを分解する酵素が豊富に含まれております。この酵素の働きで肉が軟らかくなります。パイナップルやパパイアなどにも酵素が含まれていますので、これらの野菜や果物を生で使うと肉質をやわらかくする事が出来ます。缶詰は、一度加熱されていますのでこの効果が期待できません。
安くて堅い輸入肉でも、この方法を使えば、高級和牛に匹敵する柔らかさにすることが可能です。日本料理でも、たこの煮物などに使います。

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