2005年10月15日 更新

  白玉団子のおしるこ

白玉団子を入れた、おしるこです。つぶつぶの残るぜんざいもおいしいですが、ここでは、市販のこしあんを使って作りました。ツブ入りのあんこも市販されています。また水を入れるだけでこしあんができる粉末状のあんこ「さらしあん」もあります。大量に作らないときは「さらしあん」が、便利かもしれません。

 材料 8人前 一人前 150Kcal です。
白玉粉 200g 水 1200ml こしあん 300g 塩 3g お好みで砂糖 適量  


白玉団子の作成
白玉粉をボールにいれて、水を180mlほど加えて、よくへらでこねます。残りの水を少しずつ加え、耳たぶ程度の柔らかさになり手にまつわり付かない状態になったら、30分ほど寝かします。表面につやが出てきてしっとりします。
お湯を2Lほど沸かして、沸騰したら、白玉団子をこねて適当な大きさ(3センチ位の玉)に丸めて沸騰してお湯に入れます。大体40個くらいできます。表面に浮き上がったら網などで取り出し冷水に入れてください。出来た白玉団子を水にさらして良く冷やしてください。

お汁粉の作成
なべに水を1000ml いれて沸騰させます。ふっとうしたら弱火にして、こしあん300gを少しずついれて溶かし込みます。すべて解けたら、塩3gほど加えて味見します。あんこに含まれる砂糖の量で味は左右されますので、好みで砂糖大さじ1杯ほどいれても良いかもしれせん。

仕上げ
食べる直前に、白玉団子を入れてひと煮立ちさせて、木製のおわんに白玉5個とおしるこを入れて完成です。




白玉団子のおしるこ。白玉が8個入っていますので+55Kcalです。

  いろいろな粉について

白玉粉、黄な粉、片栗粉、てんぷら粉、そば粉など世の中にはいろいろ粉が市販されていますが、その正体はあまり知られていません。ここで少し説明します

うどん粉:小麦粉です。分類的には中力粉になります。うどんの腰は、小麦粉に含まれるたんぱく質のグルテンが練ることで網目状に絡まり発生します。
片栗粉 :昔は片栗の根からとっていましたが、現在はほとんどが、ジャガイモの澱粉です。中華のとろみやみたらし団子のたれなどに使います。
から揚げ粉:小麦粉に塩コショウなどの調味料を加えた物です。フライドチキン用やチキンナゲット用などが市販されています。
きな粉 :大豆の粉です。たんぱく質、ミネラルも多く含まれて健康食品として見直してもよい食品ですが、きな粉餅、葛餅に使われます。
くず粉  :葛の根からとる澱粉です。葛湯や葛餅や葛きりなどにつかいます。熱をかけてもあまり溶け出さないのでなべなどに葛きりが使われます。
小麦粉 :パンやケーキの原料です。メリケン粉とも言われます。「メリケン」は 明治時代にアメリカから輸入された小麦粉のことを耳で聞いて「メリケン」になったといわれています。 薄力粉は主にケーキに使います。中力粉は、うどんや餃子の皮などに使います。強力粉は主にパンに使います。またイタリアンのパスタに使われるデラム小麦も小麦粉の一種です。
上新粉 :一般的に食べられているお米(うるちまい)の粉です。団子や蒸し菓子などに使われます。また春巻きの皮も上新粉が使われています。
白玉粉 :もち米の粉です。さらさらした形よりも顆粒状になっているものがほとんどです。白玉団子として使われるのが一般的です。
そば粉 :そばの実を挽いたものです。 そばの材料です。ひなびた山村においしいそば屋が多いのもやせた寒冷地でも栽培可能なためです。
てんぷら粉:小麦粉です。分類的には薄力粉です。てんぷらをさくっと揚げるには、あまりこねまわさないことがポイントになります。またにがりを入れるとたんぱく質を硬化させるため効果的です。
パン粉 :食パンなどを細かく粉砕した粉です。フライの衣に使います。細かいパン粉よりも荒いパン粉のほうが、仕上がりがきれいでカラッと揚げられます。

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