2005年1月08日 更新

年越しそば きつねそば


年越しにはそばが付き物ですが、年越しにそばを食べるようになったのは、江戸時代の半ばからです。現在のハンバーグやフライドチキン等のファーストフードの元祖です。屋台のそば屋が江戸の町に出だしてそばを簡単に食べられる様になってから、庶民の身近な食べ物になりました。年越しそばを食べるのは、金箔職人がのばした金箔の粉を集めるのそば粉を振って集めることから、金を集めるのにかけて、年末に食べるようになったとの説が有ります。
さて、今回はしょうゆベースの関東風のそばです。油揚げを甘めの本返しで煮込み使いました。その他の具は、正月用の野菜の煮物を使っています。甘めの本返しで煮込んだ油揚げは関西風のうどんにも使えますので少し多めに作っておいても良いかも知れません。

 材料 5人前 
油揚げ2枚半 燥そば500g ゆで卵 3個 刻み海苔 アサツキまたは万能ネギ なるとまき
和風出汁 鰹節 フレークまたは鰹出汁の素 醤油 みりん 
 準備

関東風和風だし(本返し)の作り方
ざるそば用たれ
鍋にカップ2杯(400ml)の水を入れて、鍋のそこから小さな泡がでてきたら火を止め鰹節または鰹風味の出汁の素をいれてます。弱火で沸騰させない用に10分ほど煮込み、鰹節を布で濾して出汁を作ります。もう一度火を入れて、醤油、カップ1、(150ml) みりんカップ1(200ml) 味を確認して塩で調整します。少し甘えにしてください。

油揚げ:前の晩に、一度湯通しして表面の油を取り、ざるそば用の濃い本返しに漬け込み落し蓋をして弱火で30分ほど煮込み、蓋付の平たいバットに移し、冷まします。30分毎に全体に本返しが染み込むように油揚げを上下入れ替えながら、冷やして、冷蔵庫にいれておきます。

そばの茹で方
大きめのお鍋にお湯を2L入れて、わかします。沸騰したら、そばを入れてかき混ぜて素早く鍋にすべての量をいれます。吹きこぼれないように注意しながら、吹きこぼれそうになったら、コップに1/2ほどの水を加えてお湯の温度を下げます。(これをびっくり水と言います)3分ほどで茹であがります。火を止めて、鍋からざるに手早く移し、水をかけてぬめりを取り冷やします。水をかけて冷やすと腰がでます。

かけそばつゆ:ざるそば用の本返しを4倍に薄めて、味を塩で調え、弱火で暖めておきます。この際絶対に沸騰させないでください。
沸騰させるとたれがにごり味が悪くなります。
 仕上げ

やや深めのどんぶりに、茹であがったそばをいれ、かけそば用のたれをかけて、油揚げ、卵、海苔、あさつきなどを乗せてできあがり。


きつねそば

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