2004年11月21日 更新

   ち ゃ ん こ 鍋       

相撲取りの食べ物として有名な「ちゃんこ鍋」ですが、一般的には手に土が付くことが負けることに繋がるので四つ足の動物の肉は入れませんが、最近は豚肉も使うようです。今回は正当派の鶏肉を使います。出汁がでる骨付きのもも肉や手羽先などを使ってもおいしくなります。食べ過ぎなければ食物繊維も豊富で栄養のバランスのとれたおいしい鍋です。みそベース、鶏ガラスープベース、醤油ベースといろいろ有りますが、入れる物もの特にこだわりは有りません。今回は醤油出汁で作りました。

 材料 5人前です
鳥胸肉 250g  鮭 2枚 ホタテ貝 200g 油上げ2枚、長ネギ1本、椎茸(やや大きめの5個)、舞茸、白滝、大根1/4本、竹の子中1本、人参1本、白菜またはキャベツ 1/8 ニンニク、しょうが少々

水 500ml 醤油大さじ3杯 
みりん大さじ3杯 塩小さじ1杯 昆布1枚、出汁の素 小さじ2杯 (本返しを4倍に薄めて使用しても良いです)
 下準備
鳥胸肉:
塩コショウしてショウガとニンニクをすり下ろして肉にすり込み、30分ほどおき一口大に切ってください。
   :鱗を取って4つぐらいに切ってください。
ホタテ:荒塩でもんでから、良く水で洗って砂やぬめりを取ってください。
人参
 :
やや大きめに輪切りにしてください。
白滝 :一度水で洗い、一口大に分けてまとめて置きます。
大根 :3mmほどの厚さにするとそのまま煮ても火が通りますが、厚めを好む場合は、塩をいれた水で、煮込んでください。灰汁が取れます。
ネギ :斜めに笹掛け状に切ってください。
椎茸 :大きさによりそのままか、1/2に切って入れてください。
舞茸 :根本の部分を取りほぐしてください
白菜 :
やや大きめに切ってください。煮込むと体積が小さくなります
油揚げ:
油を取るため、一度お湯に通して油を抜いから、やや大きめに4つに切ってください。
ショウガ、ニンニク
:すり下ろしてください。


別の鍋に水500mlをいれて、昆布を敷き、鰹出汁の素を入れて沸騰させます。醤油 大さじ3杯、みりん大さじ3杯を入れて味を確認して塩の量を調整してください。
土鍋に出汁に使った昆布を敷いて、上に書いた材料を並べて、醤油スープを入れて沸騰するのを待ちます

鍋に材料を入れた状態 ニラで蓋をして煮込みます

  煮込み

沸騰したら、切り餅を入れてもおいしいですが、太りますのでダイエット中の人は要注意願います。


ちゃんこ鍋の作例です。


具を食べ終わったあと、うどんやご飯を入れて煮込むとおいしいくいだだけます。

 カロリーを気にする方に
カロリーを気にする人は、胸肉の皮を剥いてください。皮と身の間に脂肪が有ります。剥いた皮は、適当に切って塩ゆでして油と灰汁を取ってから入れるとカロリーも下がりおいしくいただけます。胸肉の代わりのささみ肉を使うと更に油が減ってダイエットになります。

 鍋に入れる材料に付いて
これと言った決まりは無いようです、最近は豚肉バラ肉を使った店も有ります。鮭やほっけ、ブリなどの魚やホタテ、牡蠣、ホッキなどの貝、蟹や海老などの海鮮鍋としている店も有ります。豆腐や厚揚げ、油揚げなども使いますし、トマトベースでピリ辛の鍋も有るなど、何でも有りの鍋です。相撲取りが食べる鍋で有れば全てが「ちゃんこ鍋」となるのが真実かもしれません。

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