2004年9月20日 更新

 

  新緑の海岸でバーベキュー    


新緑の海岸でアウトドアの醍醐味バーベキューを行いました。5月の海岸は人でも少なくターフを広げても問題有りせん。屋外レストランとしてターフの設営とバーベキューの準備を書き込みましたので参考にしてください。

 ターフの設営

)準備する物
  ターフ(6角形になるヘクトタイプが便利です) グランドシート (12畳用の青いビニールシートが便利です)、長めのアンカー(鉄製 20〜30cm)、折り畳み式のテーブルといす、ビーチパラソル、

2)支柱を立てる。
支柱をたてるのが、もっとも大変でたてるための
注意点が多いです。でもしかっり支柱が立てられれば、後の作業はあまり難しく有りません。
・グランドシートを引きます。
シートの4隅と中央に6本 アンカーをたてて固定します
固定しないとシートの下から風が入り、ターフが倒れることが有ります。アンカーが無い場合は、石を探して来て置き石にしてください。

・支柱を立てるロープとアンカーの数をそろえてグランドシートの必要な場所に配置します。このとき
ロープは良くほどいてまっすぐにして置くこと。

・支柱を組み立て、先端にターフの長手のフックをかける。
 
支柱を立てる時のポイント
支柱と正三角形に成るようにアンカーをたてる
 
アンカーの位置はロープの許せる限り出来るだけ離すと安定したターフがはれます
 ンカーは出来るだけ長いものを用意しましょう。安い物です、鉄製の30センチほどのアンカーが便利です。ついでにアンカーを打ち込むハンマーを買うと便利ですプラスチック製も有りますが、強度が足りずに、打ち込む際に地面が固かったりしたに石がある時に簡単に折れますので鉄製のアンカーを推奨します。
支柱を支えてもらいながら、アンカーにロープをかけ、ロープを調節して左右の2本バランスをとり、支柱を垂直に立てる

・たてた支柱が倒れないように支えてもらいながら反対側の支柱を立て、ターフを張りしっかりたてる。ここで支柱の支え役を交代

・先ほどと同じように、
支柱とアンカーが正三角形に成るようにアンカーをたてロープをかけてしかり張る。

3)ターフを張る
・ターフの残りの4カ所にロープを通してアンカーで固定します。正三角形にこだわる必要はあまり有りませんが、出来るだけ離して張ると居住空間が広がります。

・テーブルを入れて完成です。風がやや強い時は、テーブルにパラソルをたてて、ターフの中央付近を持ち上げるとさらに安定します。
・海側に、さらに2本支柱をたてて、張ると風通しと見晴らしが良くなります

  
バーベキュウの準備

1)準備する物
 必須道具:バーベキューコンロ、焼き網、鉄板焼き用鉄板、、着火コール、着火マン、うちわ、火箸、タオル(汗拭き用)、
 有れば便利な道具:七輪、携帯ガスレンジ、炭火おこし器(鍋のそこに穴が開いた物で、ガスレンジで炭を入れて炭火を簡単に起こせる)
、手回しのふいご。

2)バーベキューコンロの設置
 ターフから少し離して、鉄板焼き用の鉄板が水平になる様に、バーベキューコンロを設置します。鉄板に少し水を入れて置くと判り易いです。水平に設置終わったら、を並べて天日で乾燥させて置きます。

3)火おこし
もっとも簡単な方法
携帯ガスコンロに炭火おこしを乗せを入れて点火、炭が少し白くなって来たらガスを止め完了。手をかざして暖かく感じたらOKです。
バーベキューコンロに炭火を移して、炭を追加してやや強めにうちわで扇ぎ、炭に火をつけます。

やや簡単な方法
七輪に、10センチ角程度の大きさの着火コール(炭の周りに油をしみこました紙が巻いてある)を入れ着火マンで火をつける。なかなか付かないときは、新聞紙や包装紙などを丸めて入れてその上に着火コールをのせ、紙に着火する。
炎が消えないように、うちわで弱く扇ぎながら着火コール全体に火が回るようにうちわで扇ぐ。着火コールの中心の炭に火がついたら、やや強めにうちわで仰ぎ、を追加して元火を作る。元火の炭をバーベキューコンロに移して、炭を追加してやや強くうちわで扇ぎ、炭に火を移します。

難しいが火をおこす醍醐味を味わえる方法
コンロの上に新聞紙などを丸めて置き、細めの薪を山形に成る様にたてかけて置く。やや太めの薪と炭を準備して置く。
丸めた紙に火をつけて、細い薪に火がつくようにうちわでそっとそよぐ。細い薪に火がついたら、やや太めの薪を入れ、火を回す。太めの薪に火がついたら、炭を入れ、やや強めにうちわで扇ぎ炭に火を移す。薪から煙が出なくなったら焼きはじめです。

最近手に入れた魔法の着火コール
紙に油をしみこました着火コールは以前から有りましたが、最近マッチ一本で着火可能な物がでました。形状は5センチほどの中央に穴のあいた豆炭です。火薬が仕込まれているのか、マッチ一本で活きよい良く炎をあげて燃え上がります。1個つけてその上に重ねて行くとどんどん火がつきます。但し、長時間持ちません(30分ほどで燃え切って消える)ので、炭を準備して本番の料理は、通常の炭で行いましょう。また、燃えがらが残りますので、炭ではなく石炭の一種であると推定されます。

4)バーベキューコンロの炭の整列
  火がついた炭を並べて、手をかざして全体から暖かさを感じる様に炭火を調整します。
  炭の種類により火持ちが変わります。太い方が持ちます。
  長持ち  備長炭(3時間以上) 》 楢材の炭(1〜2時間) > バーベキュウ用のマングローブの炭(30分)
  
 バーベキュー焼きはじめ
野外で料理する場合は、炒めたり、焼いたりする料理が最適です。炭火は、じっくり焼くときに最適な熱源で、短時間にお湯を沸かしたりご飯を炊く等の時間あたりに高い熱量を必要とする料理は向きません。ただし、火をおこしたばかりは、かなりの熱量を出しますので、炒め物は最初に取りかかることをお勧めします。ここでは、簡単に焼き方を紹介します。詳細は、戻って選択してください。

1)準備する食材 5人前
  ステーキ:牛肉ステーキ用ロース 200g×5枚 +アルファ、
  野菜炒め:野菜ミックス300g、コマ切れ豚肉または、挽肉200g マイタケや椎茸などのキノコ
  焼きそば:野菜ミックス 300g、細切れ豚肉、または挽肉200g、焼きそばの元 人数分
  焼きはまぐり:やや大きめの砂だしした蛤 10個
  焼き芋:サツマイモやや太めの大きさ20センチ程度のもの 2個

  焼きトウモロコシ:皮をむいてひげを取ったもの 3本
  焼きフランクフルト:フランクフルトソーセージ 10本
2)調味料と道具
  オリーブオイル、塩コショウ、しょうゆ、お酒、水
チューブ入りのニンニク、しょうが、アルミホイル焼き串、トング(超大型のピンセット)、フライ返し、天板焼き用のへら

 3)焼きはじめは、炒め物が最適
はじめは火力が強いので鉄板焼きで野菜炒めや焼きそば等火力を必要とする物を焼きます。
・野菜炒め
鉄板にオリーブオイルを塗り、チューブ入りのニンニクと生姜を入れて、パチパチ音がして来たら、お肉を入れます。塩コショウをふり良く火が通るように混ぜながら、火が通ったら野菜を入れます。塩コショウをしてしんなりして来たら、キノコを入れて出来上がり。
オリーブオイルをいれすぎるとチューブ入りのニンニクやショウガを入れたときにはねてやけどをしますので、オイルは塗る程度に控えましょう。肉や野菜を入れてから焦げそうなときに追加してください。

・焼きそば
鉄板にオリーブオイルを塗り、チューブ入りのニンニクと生姜を入れて、パチパチ音がして来たら、お肉を入れます。塩コショウをふり良く火が通るように混ぜながら、火が通ったら野菜を入れます。塩コショウをしてしんなりして来たら、焼きそばを入れて良くほぐして少し水を入れて良く混ざったら粉末ソースを入れてかきませキノコを入れて出来上がり。粉末ソースは少な目にするのがこつです

肉入り野菜炒め この後中華そばを入れて焼きそばに変身 フランクフルト・ソーセージ

 まだ火力が必要な時は鉄板をいったんおろして炭火を整理して新たに炭を追加します。一度付いた炭火は簡単に追加した炭に火を移しますので、元火の側に接触するように置きうちわで軽く扇いでください。追加する時、炭の粉があると跳ねてやけどすることが有りますので粉を払うために少し炭をたたいてから入れてください

4)火がやや弱って来たところで。遠赤外線でじっくりと焼く料理
・ステーキ

炭火で網焼きするのが、世の中で牛肉をもっともおいしく食べる料理法です。太古の時代から続く原始的な料理ですが、人間のDNAに遺伝情報として格納されているのか、とにかく炭火で焼くだけでこんなおいしくなるのが不思議でしょうがないです。高級な神戸牛や葉山牛等の霜降りの牛肉より、オーストリアやカナダ、アメリカの輸入牛肉がびっくりするほどおいしくなるのもこの料理法の特長です。
焼く前に、軽く塩胡椒するだけです。 後は、炭火の上に網を載せ、ジューと焼くだけです。表面から少し肉汁がでてきたらひっくり返してさらに焼くだけです。脂身の部分がジュクジュクと言い出したら完成です。熱いうちに、どうぞ。好みで、からしや大蒜、しょうゆなどかけてもいいのですが、ここは塩胡椒だけで済ま方が、肉本来の甘さやうまさを感じられます。

塩胡椒だけでこんなにおいしいと思うビーフ・ステーキ 焼き芋の焼き方


・焼き蛤
砂抜きをした蛤を、網の上に並べてしばらく置くだけ、ぱっくり口を開いたら、しょうゆを少々入るだけです。

・焼きフランクフルト
焼き串2本でフランクフルトを横並びに串刺しにして炭火で焼いてください。普通にフライパンで焼くよりもスパイシーな味になります。特にチョリソーソーセージなどの辛い物はさらに辛くなますので、子供に与えるときは注意が必要です。

5)火が弱り残り火状態になった時に適した料理
・焼き芋
良く水で洗い拭き上げた芋を皮のまま1mほどだした、アルミホイルで巻き込みます。両端を良くしぼって、炭火の中に入れるだけ。10分くらいすると香ばしい焼き芋のにおいがしてきます。竹串をさして中まで通れば完成です。芋の大きさや炭火の強弱で焼き上がりの時間が変わますので時々串をさしてみてください。あまり大きなお芋は、火が通るのに時間がかかります。欲張らずに程々の大きさにしてください。

・焼きトウモロコシ
皮をむいてひげを取り良く洗ったトウモロコシを 1mほど出したアルミホイルで巻き込んで両端を浴しぼって、炭火に入れるだけです。10分ほどたっと香ばしい焼きトウモロコシのにおいがしますので、取り出して、アルミホイルをはがして、しょうゆを塗り、焼き網に再度乗せて焼いてください。


 後かたづけ
ッチンペーパーを使い、お皿やコップの汚れを拭き取り、七輪に入れて(紙で出来たお皿やコップも)焼却してください。塩ビのコップやプラスティックトレーは、焼却するとダイオキシン等の有害物質がでるおそれが有るので焼却しないでください。
最後に炭火の残り火に水をかけて消し、しばらく様子を見てから片付けてください。 消したつもりでも、また火がつくことが有ります。

 海岸でバーベキューを行った後は、缶、瓶、プラスティックトレー、生ゴミなどのゴミを拾って持って帰り、海岸は綺麗に使いましょう。

 バ−ベキュウで使う炭について
炭の種類は、いろいろ有り火持ちや熱量が異なります。一般に安い炭は火がつきやすいが、すぐに燃え尽きます。
火が持つのは、太くて堅い炭です。

マングローブの間伐材を使った炭: 6K 500〜700円程度で販売されていますが、間伐材を使っている都合、細くて柔らか炭です。1時間程度で5kgが燃え尽きますので、火をおこす時に利用すると便利です。
ならの木の炭:6Kg 1500〜2000円程度で販売されています。割に太めでやや堅い炭が多く、2時間ほど持ちます。バーベキューに最適です。
備長炭:ウバカシメと言う堅い木で作る炭で、堅くたたくと金属性の音がでます。火持ちがもっとも良く、遠赤外線も豊富で焼き物の定番の炭ですが価格が高くあまりおすすめ出来ません。

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