2004年11月07日 更新

愛車 カリーナとの別れ

トヨタ カリーナ 1600 ST(昭和61年式)がわが家に来たのは、平成2年 2月でした。次女 れい那が元年12月7日に生まれて、車が必要になり購入しました。従って2女 れい那は、生まれたときからのお付き合いで別れがつらい思いが有ったと思います。
新車として18年間、中古車としてわが家に来て14年と8ヶ月、走行距離は11万q、海に山に良く走ってくれました。大きな事故もなく綺麗な状態なのですが、残念ながら、このところエンジンやミッションパワーステアリングなど故障が多く、プラスチックやゴムなど経年変化で劣化し出して廃車することになりました。
良く走り、家族全員がお気に入りの車で「カリーナチャン」と娘たちは、家族の様に親しんでいました。


カリーナの良い点
1)加速が良い
1600ccにしては、低回転時のトルクが大きく、発進時の加速が良く街のりや高速道路の追い越しなどに力を発揮しました。
信号待ちの加速で負けたことが少なく、負けた車は、セルシオ2800cc、ジープ 3400cc以外 2000cc以下の車にほとんどに負けたことが有りません。
昔、彼女を乗せたシルビア1800cc 2シーターが、果敢に挑戦して来ましたが、3回チャレンジして3回負けて、ハザードランプをつけて逃げて行ったことが有ります。しかもこちらは、オートマチック4速ミッションで1600ccのセダンです。現在代車で来ている、スーパーチャージャー付きのトヨタクラウン2000ccと比べると加速はいまいちですが、車のランクや価格、燃費のことを考慮すると搭載されている4Aエンジンがすばらしかったと思います。
ちなみに、代車のクラウンの燃費は5Km/l位のレベルです。

2)燃費が良い
街のりで8.5km/l 中央高速で長野の菅平まで 11km/l、東名高速で名古屋まで20Km/L と燃費が良いです。

3)車室内とトランクが大きく収納が楽
大人5人が乗っても十分広く天井も高く居住性は良好。トランクも広くて、5月に葉山の一色海岸でバーベキューをするとき威力を発揮しました。
現在台車で来ているクラウン2000ccに比べても遜色ないトランクの広さです。

4)サスペンションが堅め
雲の上を走るようなソフトなサスペンションでなく、堅くて路面の状況やタイヤのぶれなどがハンドルを通して良く判るタイプの車でした。もともとふわふわのサスペンションは子供が車酔いするので嫌いです。私もタクシーなどでふわふわで気持ち悪くなることが有ります。

5)ブレーキ、アクセルが堅め
これも意見が分かれるところだと思いますが、アクセル、ブレーキともに堅く、急加速やキックダウンをするときにはかなり強く踏まないと作動しません。
ブレーキも同様です。やや堅めであることで、微妙なアクセルやブレーキ操作がやりやすく車と一体化して走ることが可能でついつい14年ものってしまいました。裸足で操作すると小気味よく動かせます。

カリーナの悪い点
1)馬力が少ない(1600ccでチャージャーも無いため100馬力程度と推定されます。)
  クーラーをつけて箱根の山を越えるとき、加速が出来なくなります。クーラーを切れば問題ないのですが、もう少し馬力が欲しいところです。

2)ハンドルが重い
  パワーステアリングが装備されているにも関わらず、ハンドルが重いパワーステアリング無しよりは少し軽いが、妻は重い重いと嘆いていました。高速道路で急ハンドルを防ぐ意味では、重いのも納得出来ると思いますが、車の速度によってハンドルの重さが変わると良いかもしれませ。つまり車庫入れや、縦列駐車などの低速時は軽く、高速道路を走るときは、重くなるなど電子制御で変更すること今後検討の余地があると思います。

3)マフラーがすぐ壊れる
  エンジンが元気なせいか、近所をちまちま走ることがおおいためか3〜4年でマフラーが壊れます。購入してから3回交換しました。

4)パワーウインド、オートロックが搭載されていない。
  18年も前の車ですから、当然だと思いますが、よけいな部品が無い分本体が軽くて加速性や燃費が良いと思います。


トヨタ カリーナ 1600 ST EFJ付き 昭和61年式 走行距離 110256km 

走行距離 110256km 購入した時点で63000kmでしたので5万km乗った

家族とお別れのカリーナ


さようならカリーナ、君のことは一生忘れません。
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