2020年11月19日 更新

スズキ ハスラー Xターボ 4WD (DBA MR-31S HTXQ)

スバル レガシィ アウトバック 2500への更新に合わせて、セカンドカーとして燃費の良好な軽自動車の購入を検討してハスラーXターボ 4WDを選択しました.。今まで試乗した、トッポやアルト、ホンダLIFEに不足している、登坂時の加速性能や馬力不足を解決するためにはターボ付きが必須であり、雪国でもないのに、燃費が悪く車体重量の大きな4WDをあえて、FF(2WD)の後輪の不安定性やカーブ走行時の流れを考慮して4WDを選びました。下駄代わりの短距離の買い物用として軽自動車を長距離の旅行やゴルフなどにレガシーアウトバックを利用することにして贅沢な選択をしました。
年式は平成27年(2015) 走行距離 18000km 外装、内装ともにまだきれいです。CVT、660CCのR06A エンジン 水冷直列3筒DOHC12バルブ インタークラーターボ付きです。軽自動車の規格一杯のサイズで車室内は広く、天井も高く、車高も高いため、1000tクラスの小型車並みの居住空間です。
4WDですので本体重量が870kg と重いですが、ターボ付きで
加速はとても良好です。急な坂道でもぐんぐん上り余裕があります。燃費は、街乗りエアコン付きで12.5Km/l 程度です。高速道路の走行性能確認しました。ターボのおかげで余裕が十分あり、100km/h 以上の加速でも余裕があります。今後、箱根で登坂能力等確認していきます。今まで確認した特徴を載せましたので参考にしてください。

スズキ ハスラー Xターボ 4WD (DBA MR-31S HTXQ)良い点
1)加速は、ぐんぐん良好とても元気!!これでも軽自動車か?
最大出力 64ps/6000rpm 最大トルクが9.7Kgm/3000rpm とインタークーラーターボ付きの効果が発揮されます。最大トルクの回転数が3000と低く、ターボの効果もあり発進時の加速は、抜群で、アクセルをそっと踏まないとむち打ちになるのではと思うほど、加速感を得られます。急な坂道もぐんぐん加速できます。ターボ効果で出る回転数は、2000rpm位からと推定されます。ターボ切り替えのショックもスムーズで加速時はあまり感じれれません。減速時は、エンジンブレーキがかかったような減速感があります。
高速道路での走行性能は、ターボのおかげで余裕が十分あり、100km/h 以上の走行でも余裕があります。、エンジンの回転音よりもむしろロードノイズが気になります。スポーツモード(シフトレバーの横にあるボタンを押すと設定可能)にするとさらにエンジンの回転数が上がり、高速走行時の加速にさらにパワーを発揮します。しかし、エンジン音とロードノイズでかなり室内がうるさくなり、オーディオなどの音や隣の人のつぶやきなどが聞こえなくなります。2018/11/26 追加更新

2)小回りが効く
軽自動車としては、ホイルベースがやや大きめですが、(2425mm)、最小回転半径が.4.6mとパワーステアリング搭載のため小回りが効き車庫入れが楽です。バックカメラも追加しましたので車庫入れはとても楽ちんです。

3)パワーウィンド、電動キーロック搭載
パワーウインドが搭載されおり、ロック機能もあるので便利です。キーを持っていれば、ドアハンドルのボタンを押せば開閉可能です。また、キーには、マニアルキーも内蔵しており緊急時のドアの開閉が可能です。

4)天井に余裕がある。
  運転席で200mm程度の余裕があります。最近の軽自動車の傾向ですか、天井方向に余裕がある車が多くなっています。後部座席も天井に余裕があります。

5)最低地上高が高い。
はいているタイヤが、165/60 R15 と軽自動車としては大きなタイアで、カタログスペックでは、175mmです(2WDでは180mm)。我が家の車庫が坂道に沿っているためもありますが、多くの車種で、車庫入れの際に車の底が車庫のコンクリートにぶつかることが多いのですが、スムーズに入れられました。この地上高は、ハスラーの特徴で一般的な軽自動車では、150mmが標準です。乗り込むとき座面が高く、女性や子供は、少し苦労するデメリットがありますが、4WDを狙うアウトドア派のこだわりの仕様です。

6)広い後部座席
 後部座席は、160o移動可能でリクライニング可能です。最大に広げると後部座席でも足を組めるほど余裕の広さが得られますが、荷物室は狭くなります。後部座席がリクライニングシートで移動可能な軽自動車は知る限り初めてです。後部座席を標準の座席配置の状態で1週間分の食品を一度に買い物して運ぶには、少し無理があるかもしれません。旅行やゴルフクラブを運ぶなどには、後部座席を前に倒してやれば、かなり広いフラットなスペースを確保可能ですが、2人乗りになります。濡れた物や汚れた物を置いてもふきあげ可能なフロアですが、滑りが良いため、運転中の煮崩れや移動を防ぐために、荷物は、ネットで固定するなどの対策が必要です

7)技術者のこだわりが各所にあり
、ワイパーを一回だけ動かす機能(上に上げると可能) 明るさに応じてヘッドライトを点滅される機能、後部座席の移動機能、荷物室にシガーライターソケット(冷蔵庫用か)補助席のいすの下にあるポケットなど、技術者のこだわりが各所にあります。今回購入したハスラーには搭載されていませんが、平成27年12月以降に発売された(MR-41S)以降、始動時にモーターでアシストする機能(始動後30秒間、以降リチュウームイオン電池への充電に切り替わる)、全方向カメラモニターなどユーザーの心をくすぐる機能が満載です。

スズキ ハスラー Xターボ 4WD (DBA MR-31S HTXQ)の悪い点
1)サスペンションが最悪
 元々堅めのサスペンションで路面の状態がハンドルや運転席に伝わる車が好きですが、この車には、ショックアブソーバーが付いていないのかと思うような、じゃじゃ馬で跳ね回ります。60km/H程度の速度でも路面が凸凹した路を走ると、車体がバウンドしてしまいます。路面状態が、いやなほど判る車です。上下方向も不安定ですが、車高が高い影響か急カーブや横風で横方向にもよく揺れます。将来的には、オイルダンパー付きのショックアブソーバーへの交換の方向で検討しています。大人4人乗せて、加重が増えると車体のはねが幾分和らぎます。ただし、ブレーキの効きがやや悪くなるのでご注意願いたい。

KYB (カヤバ) ショックアブソーバーSET ニューSRスペシャル(NS-5603A1247)に交換
2020年9月
スズキ ハスラー Xターボ 4WD (DBA MR-31S HTXQ)のサスペンション交換しました。交換後は、上下に跳ねる程度が軽減してコトコト跳ねる感じです。
高速道路で継ぎ目の段差を拾わなくなりそれなりの効果が確認できました。ただし、左右の揺れや高速道路で、大型車が横を通過したり、トンネルの出口で横風にあおられたときの横揺れは、あまり改善されていません。
ハスラーらしい乗り心地を残しながら、多少跳ねるがおとなしくなった感想です。効果あり。(改造費 ショックアブソーバー \36730 交換工賃 \35000)

2)ハンドル、ブレーキ、アクセルがやややわらかめ。
 これも意見が分かれるところだと思いますが、アクセル、ブレーキともにやわらかくソフトタッチです。 特にアクセルのふみごごちが軽すぎます。長時間運転すると、足がつりそうです。ブレーキは、軽くてとても効きが良いので、ぎくしゃくした運転になりがちです。ハンドルも軽く、車庫入れ時には、効果がありますが、動き出せば、軽くスムーズですが、バックに入れて動き出すときに少し重くなります。

3)座席の位置の変更が、上下方向に難あり(11/3 更新項目)
 座席は、上下に動きますが、同時に前後します。つまり、少し下げてから、上下を動かして前後を合わせる必要があります。上下方向の可動領域はあまり大きくなく、小柄な女性には、少し不向きかもしれません。ベンチ型のシートをバケット型に変更すれば上下方向の移動も可能になる思いますが、それなりの費用が掛かります。

4)アイドリングストップ機能
 燃費を稼ぐためにアイドリングストップ機能が付加されています。この機能燃費の向上には寄与しますが、ブレーキを踏んで停止するとエンジンがストップしブレーキをリリースするとエンジンがかかります。エンジンが再スタートするまでのタイミラグは、ほとんど感じられませんが、ブレーキを少しでもリリース(踏み込みを緩めると)再スタートします。ギアをニュートラルに戻しサイドブレーキをかけてもエンジンがストップしませんし、エアコン運転中は、すぐにエンジンが作動してしまいます。クリーピングでずるずる進むのを防ぐ意味で、エンジンの再スタートは、アクセルオンにしてもらいたいです。

5)スペアタイヤが無い。
 軽量化や一度も使用しないスペアタイヤを環境保護のために省く傾向は最近のはやりですが(スズキのワゴンRから採用されて各社に伝播したようです)、タイヤがバースト(破裂)したりバッサリと切られた時、緊急タイヤ補修キットでは対応不可能です。しかも、補修キットでタイヤを復旧しても、完全に再利用不可能で、結果的にはタイヤ交換が必要になるとうわさがあります。まあ、JAFFに入会して時間がかかるのを覚悟でパンク修理を依頼するほうが得かもしれません。確かに、パンク修理は、30年間車を使っていて、1回しか経験がありませんが、緊急時に備えて、スペアタイヤが欲しいところです。
オプションでスペアタイヤと取り付け治具を取り付け可能ですが、後部座席の移動ができなくなるようです。機能として便利でユニークな後部座席の稼働を犠牲にしてまでスペアタイヤを乗せる意味はあまりないと思います。収納スペースを含めて検討してほしいものです。

6) 衝突警告、車線逸脱警告ははやりの機能
この機能、搭載されているとマニアルにはあるのですが、実感があまりありません。ブレーキをかけるとキャンセルされるとか、時速30km/h 以下でないと機能しないとかあまり当てにしない方が賢明ではないかと想います。スバルのアイサイトは、うるさいくらい警告を発信します。

7) 軽自動車としては燃費が悪い
 横浜市内の市街地での走行 268.1kmで21.1Lでした。計算すると12.7km/lでカタログスペックの約半分でした。(2018/10/1-12/8)
 2回目の市街地走行 276.3Km で22.3L 燃費は 12.4Km/l  2回合わせた燃費は 12.5Km/L これぐらいが実力でしょうか?
 レガシーST 2000cc の5.0km/l に比べれば燃費は、向上しておりカリーナ1600並みのレベルですが、軽自動車としてはもう少し欲しいところです。
 4WD ターボチャージャー付の加速重視の設計ですから、当然の結果です。
箱根の山道では、急勾配の登り(ゆずり車線があるゾーン)では、ドライブモードでの加速は少し余裕がなく、スポーツモードもしくはLモードに落として加速する状況ですが、カリーナよりは余裕がありました。ワインデイングロードでは、4WDの力発揮して道なりに走る小気味よさを感じました。高速道路の走行では、90Km/H走行でもエンジン音が気になることもなく子供がしっかり寝込んでいました。加速性、登坂能力、高速走行性、燃費どこをとっても、1600CCクラスのセダンを越えており、1600CCクラスの乗用車を購入する意味は、5人乗れる点くらいしか感じられません、よくできた軽自動車です。ちなみに箱根越えの燃費は、下表の通り17.8Km/Lでした。
町中の走行では、満タンで約300KMの走行が可能です。高速道路を利用する場合は、500Km位は走れそうです。

 走行内容  走行距離  消費燃料  燃費  
 横浜市内 市街地走行 268.1km 21.1L  12.7km/L  2018/10/1 〜12/8 一部高速走行 一部エアコン使用
横浜市内 市街地走行 その2  276.3Km  22.3L  12.4Km/L  2018/12/9 〜2019/2/1 一般道路 近距離 
 箱根芦ノ湖巡り(国道1号線経由西湘バイパス箱根新道芦ノ湖)
帰り 芦ノ湖 御殿場東名→横浜 横横港南台→自宅)
 197.7Km  11.1L   17.8 Km/L  201902/23 御殿場に出る際、スカイライン経由で走行したためやや山道が多くなりました、高速道路は90km/h程度で走行帰りは約2時間で帰宅できました。
 横浜市内 市街地走行 その3  287.5Km  23.19L  12.4Km/L  2019/08〜09 一般道路 近距離 エアコン稼働

8)メータの表示が簡単すぎる。
 タコメーター、燃費メーター、エコモードポイント、走行トリップメーターなどの表示がスピードメーターの下部にある液晶表示で確認できるのですが、同時に表示ができませんし、アイドリングストップ時には切り替え表示できません。液温計は、アイコン表示のみ(低温時ブルー、正常時消灯、高温時赤になるのですが)
で、オーバーヒート傾向にある状態で事前に確認できません。

9)バッテリーの消耗が結構激しい
走行距離が短くて、アイドリングストップのたびにスターターを稼働させるためか、バッテリーの消耗が激しい。時々、長い坂道を下って、充電しないとバッテリー表示が、0表示になることがある。(メーターの表示をバッテリー監視モードにして確認可能で、長い坂道の下りで、アクセルOFF メーターパネルの表示が白状態で充電可能)
60Km/H 以上で長距離連続で(10km以上)走行するとバッテリーメーターが3メモリ程度まで復帰する。アイドリングストップ機能は、OFFにしたした方が良いかもしれない。

スズキ ハスラー Xターボ 4WD (DBA MR-31S HTXQ)






後部座席の移動量最大 160mm

荷物室の状態 右 最小 左 最大




カヤバ製 ショックアブソーバー 一台分
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