2019年2月25日 更新

スバル レガシィ・アウトバック 2500アイサイト(DBA-BRM)4代目 Dタイプ

レガシィ・ツーリングワゴン 2000TS(E-BG5)を入手してから12年 年式的には23年使用して故障や修理が多くなり、ついに更新することにしました。3台目の車としてスバル レガシィアウトバック2500ccアイサイト搭載の中古車です。更新に当たり、安全性の向上、燃費の改善、走行性能の向上をねらって剪定しました。年式は平成24年(2012) 走行距離 75000km 6年経過している割には外装、内装ともにまだきれいです。以前乗っていたレガシィ 2000STに比べると二回り大型で、納車したときの第一印象は、でかい車でした天井も高く、後部座席のレッグスペースが広く、居住性があがりました。フルタイム4WD CVT エンジンは、2500CCの水冷水平対向4気筒DOHC16バルブ EFJ付き(FB-25)です最大トルクは24.0 Kg.m/4000rpm 最大馬力は173 ps/5600rpmとレガシィ2000ST(最大トルク 18.5 Kg.m/4800rpm 最大馬力 150 ps/6400rpm)に比べトルク、馬力共に大幅にアップしています。
実車を運転して感じたのは、カタログスペックよりも、加速性の向上や、回転数が低くても感じる馬力の大きさです。最大トルクの回転数が低い粘りのあるエンジンで、このおかげで、燃費(町乗りで6.3km/L)も改善され、静寂なエンジン音得ています。
箱根新道で、登坂車線のあるゾーンで追い抜きをした際、結構きつい坂道でも、ドライブモードでも3000回転まであげると、80km/Hほどまで加速できました。余裕の加速性能です。前に使用していた、レガシー2000STやカリーナ1600では、キックダウンでギアを1段下げて加速する必要がありましたが、マニアルモードに切り替えることもなく自然に加速できました。流石大型車の実力です。
  スバル レガシィ アウトバック 2500 アイサイト(DBA-BRM)の良い点

1)安全性が向上
この車種を選択した大きな理由は、安全性の向上です。ステレオカメラ搭載のアイサイト採用この機能により、車線はみ出し警告、衝突防止警告、蛇行運転警告、緊急停止機能など、安全性の向上が図られています
警告は、精度高く、車線変更や左折のための路肩への接近、駐車場のゲートポールの認識など結構頻度高く警報が発信されます。どの警告であるか、最初のうちはわからず、なれるまで慌てることがありましたが、今では、どのような状況で警告が発生するか確認しています。安全性の向上に技術と資金を注入したスバルの先進性が認められます。
当然、エアバッグ、シートベルトは搭載されています。また子供用のシートロック用のフックも装填されています。
バックに切り替えると、バックモニターカメラの映像が、ナビゲートの画面に投影されて、進入時の参考画像として有効活用できます。また、モニター上に距離を示すマークが出ますので、車庫入れ時に重宝しています。

2)燃費の改善
スバルレガシィ 2000stの燃費は、街乗り5km/l 高速道路走行時でも10km/l程度で、加速が命で燃費は、2の次の性能でした。この点の改善が更新の次の課題です。軽自動車に切り替えて加速性や居住空間、荷物の搭載量などを犠牲にしてまで燃費を求めることは、長距離ドライブ時に不向きで、街の利用と長距離用の2台の車を入手することでこの課題を解決しました。街乗り用に、スズキ ハスラー Xターボ 4WDを選定しました。(別のページを参照願います)
さて、長距離用としてスバル アウトバックの燃費は、2500CCにも関わらず街乗りで6.3km/lと頑張っています。また、アイドリングストップ機能の搭載と低回転でも走行可能(60Km/H で1500回転)な粘り強いエンジンの性能の影響と推定されます。

3)居住空間(車室内)が広い 特に幅
  5人乗りです、幅は、レガシーより広がり、後部座席のレッグスペースは広く足を延ばせて快適です。天井は、サンルーフ付きのためやや低くなりましたが、拳骨一個ほどの余裕があり、髪の毛を食われないので我慢します。
  サンルーフなしのアウトバックは、天井まで拳骨二個以上あいており、余裕です。おまけの機能であまり有効価値がないのですが、選択子があまりない中古車の難点です。

4)最低地上高が高く車の底をすらない。(最低地上高 200mm)
 我が家の車庫が坂道に沿っているためもありますが、最低地上高が低いと車庫入れの際に車の底が車庫のコンクリートにぶつかりすれてしまいますが、レガシィ・アウトバックは、余裕です。座面が高くなり乗り降りに多少苦労しますが、大型車の特徴である、見下すような感覚がたまりません。

5)加速が抜群 街乗りでも高速走行時でも加速がとても良好です。さすが2500CC
最大トルクは24.0 Kg.m/4000rpm 最大馬力は173 ps/5600rpm レスポンスが良好で、燃費や環境に配慮した運転ができる インテリジェントモード(I)素直で気持ち良い加速が楽しめる スポーツモード(S) アクセル操作にダイレクトに対応し、刺激的な加速を提供する スポーツ・シャープモード(S#)の3種類のモードをハンドルのスイッチで切り替え可能です。ただしアクセルが軽くてレスポンスが良いので、スポーツモードやスポーツ・シャープモードで発進すると、急加速でむち打ちになりかねない加速感が得られます。このため、町乗りでは、ゆっくり加速モードのインテリジェントモードで走行していますが、それでもアクセルをそっとゆっくり踏まないと加速しすぎます。

6)切り替えスムーズなS−CVT
以前CVTのマーチ1000で加速できなく、CVTに失望していましたが、今回搭載されているCVTは、加速も減速もスムーズです。ハンドルの左右にあるパドルを操作することで、ギアの変更がマニアル操作できるので、坂道でのエンジンブレーキや高速での追い越し時に、マニアル操作の醍醐味を味わえます。マニアルモードからオードドライブに切り替えも、ブレーキをかけ停止すると自動で戻りますし、シフトレバーをマニアルからオードモードに戻してもリセットできます。キックダウンなどの技術を駆使しなくても、パドルで自由に変更できるのでマニアル車のギヤチェンジのフィーリングを感じることが可能です。(シフトレバーにマニアル切り替えモードもあります)。
まだ、高速道路にて6速にまであげて走行したことがないので、燃費を含めて走行性能を後日報告します。

7)設計者のこだわりが各所に一杯(価格が高い車なので、当然ですが、フルスペックで至れり尽くせりです)
 ・暗くなると自動でヘッドライトが点灯する。(ライトAUTOモード)
 ・フォグランプが前後点灯可能。フォグランプのみ点灯可能な設定がある。
 ・キーレスアクセス&プッシュスタート。 キーレスのホルダーを持っていると、ドアに近づくだけでドアキーロックが解除されます。ドアノブにあるリモートスイッチ を押すとキーロック可能です。買い物で荷物を載せるために後部ハッチを開ける時にキーを差すこともなく、大いに有効です。
 キーレスホルダーの内臓電池が無くなった時には、ホルダーの中にマニアルキーが内蔵されており解除してキーホルダーをプッシュボタンに近づけるとエンジンをかけることが可能です。(まだ確認していません)
 ・エンジン切るとヘッドライト、スモールライトが消える。室内等は、10秒ほど点灯し減光しながら消灯します。
 バッテリー消耗を防ぐために、こだわりのこの工夫は、うれしいですね。
 ・エンジンキーを入れたまま、ドアを開けると警告音がなるとともに、ドアの自動ロックもかかりません。
 エンジンキーを入れたまま、ドアを閉めて、あけられなくなりJAFをよんだ経験はありませんか?警告音がなり注意をする点はスバルの設計者のこだわりでしょうね。ユーザーフレンドリーな取り扱い性、警告音などスバルの設計者は、こだわりがあります。
 ・当然といえば当然の機能ですが、キーレスホルダーが手元にない状態で、ドアを開けようとすると盗難防止アラームがけたたましく鳴り響きます。解除は、キーレスホルダーでロックもしくはロック解除を行うとアラームが解除されます。
 ・電動シートで上下前後リクライニングが可能(助手席も対応)また、ユーザー設定で2つのシートポジションを登録可能です。
 ・ワイパーの1回だけ作動も可能(ワイパーレバーを上げると手動で作動、手前に引くとウォシャー液とともに30秒ほど作動します。
 ・ヘッドライトが高照度LEDランプ搭載で、明るくて青い光のヘッドランプです。LEDですので電力消費も少なくバッテリーの持ちに大いに寄与しそうです。
 ・オートドライブモード搭載。走行中にハンドルのスイッチをオートドライブモードにしてセットボタンを押すと、アクセルを踏み続けることなく一定の速度で走行可能です。ハンドルのオートドライブモードの横の±スイッチを押すと設定速度が(±5km/h)上下します。ブレーキを踏んだりアクセルを踏み込むと解除されます。このモードで走行していると、アイサイトの接近警告の作動距離が変更され(速度により変化するようですが、長めになるようです)思わず接近する場合の危険防止補助をしてくれることがわかりました。高速道路で、車間距離を十分に確保して一定速度で走行する際、とても便利なモードです。
・エアコンの設定が左右別設定可能。日差しの影響で運転席側と補助席側で温度差が発生するときに対応可能です。
この機能は初めての経験です

9) 雪道対策が十分できている。(4WDの特徴です)
 4WDのレガシィ アウトバック 2500 (DBA-BRM)を選んだ最大の理由は、雪道に強いことです。まだ実際に確認していませんので正確に把握できていませんが、フルタイム 4WD ABS リアウンドのワイパーなど雪道で必要な機能がそろっています。 タイヤをスタッドレスタイプにすれば完璧です。しかし、雪道対策が十分であっても、雪道は通常の道と車の動きが異なりますので、車の性能に頼らずに安全運転をするほうが無難です。雪が解けて早朝に氷着いた状態のアイスバーンに対しては4WDであっても、チェーン以外対策はありません。

10) ハンドル操作に車体が追従する。(4WDの特徴です)
  FF方式のカリーナ1600STからフルタイム4WDのレガシィに乗り換えて一番最初に感じたのが、操舵性の違いです。FF方式の場合、操舵しているフロントタイヤが車を駆動している関係で後ろタイヤは、カーブの際流れやすく、お尻を良く振りました。またエンジンが前にありその慣性で前もカーブで膨らみやすい傾向をもっています。カーブで良くダンスを踊るFF方式に比べフルタイム4WDは、ハンドル操作に着実にきびきびと対応する為、運転手にはとては、車との一体感が生まれて小気味よいのですが、後部座席の搭乗者は、車のなかで揺すぶられる感触がFF方式よりも強くなります。酔いやすい人には、FF方式の方が良いかもしれません。当然、レガシィ アウトバックでもこの特徴が継承されています。この追従性の良さで軽自動車のハスラーでも4WD車を選択しました。

11)静かな室内 豊かな音響空間
  回転数が低くても結構スピードが出る粘り強いエンジンのために走行中は、静かな空間です。また搭載されていてオーディオ機器は、あこがれのマッキントシュです。
  ピアノ、弦楽、ジャズなどとても豊かな音響空間が表現可能です。

  スバル レガシィ アウトバック 2500 アイサイト(DBA-BRM)の悪い点

1)小回りが効かないので書庫入れが難しい。
  ホイルベースが2630 mmのレガシィ 2000ST よりも2745mmと115mmも長くなり 全長も4815mmと145mm長いため回転半径がやや大きく(5.5m)車庫入れ時に苦労します。特にスーパーマーケットなどの駐車場では、通路の幅が狭いと苦労します。屋上などの駐車場の空いてる空間に駐車するようにしています。
 居住空間が広くて、荷物室も広くて全長が短い車は、望んでも無理がありますかね
 自宅の車庫でも、ぎりぎり収まる大きさで、車庫入れが難しいです。(ちなみに車庫の大きさは、6000X3000X1750mm 長さX幅X高さ)

2)整備しにくいエンジン周り
  搭載されている FG-25 エンジンは、水平対向4気筒DOHC16バルブエンジンで、プラグが横にあり構造が複雑で整備が難しいです。また水平対向エンジンであるために、オイルが切れ易く、エンジンオイルの漏れも起こりやすい故障です。エンジン音は、始動時水平対向形4気筒エンジン特有の排気音ですが、一度エンジンがかかれば一般の垂直4気筒のエンジンと大差有りません。2500ccでも水平対向の形式にこだわるのは、スバルのこだわりでしょうね。
  ちなみに、3.0Lと3.6Lのエンジンは、水平対向6気筒DOHC24バルブエンジンです。

3)燃費がやや悪い
 2500ccのエンジンですのでリンバーン対応のカリーナ1600ST(AT-151は、トヨタ車で国内初のリンバーンエンジン搭載車でした。)に比べると燃費が悪いです。街乗りで6.3 km/lとレガシィ 2000st(5km/l)より良好ですが、燃費が良いとは、言えません。加速性と燃費は、反比例の関係ですので、妥協点を求める必要があります。しかし、2500ccの排気量で6.3Km/Lは、良い方ではないかと思います。
箱根の山道 高速道路コースでは、10.68Km/L  レガシー2000ST(8.3Km/L)より良好でカリーナ1600CCとほぼ同等でした。高速道路だけでいけば、12Km/Lは、いけそうな性能です。

スバル レガシィ・アウトバック 2500アイサイト (DBA-BRM)の燃費

走行範囲 ルート 走行距離 消費燃料 燃費
一般道路 横浜市内(比較的アップダウンが多い道です) 320.7Km 50.88L 6.30Km/L 2019/2/10計測
山道+高速  横浜 国道1号線→湘南バイパス→箱根新道 箱根芦ノ湖
帰り 芦ノ湖→スカイライン経由 途転場 東名横浜→横横 港南台 自宅
223.1Km 20.89L 10.68Km/L 2019/2/23 スカイラインは結構厳し山道でワインディングロード 東名では90Km/H走行でした。

4)サスペンションが堅め
雲の上を走るようなソフトなサスペンションでなく、堅くて路面の状況やタイヤのぶれなどがハンドルを通して良く判るタイプの車です。私の好みのタイプです。
ただし、スバル レガシィ 2000STに比べると少し飛び跳ねる感覚を覚えます。スズキ ハスラーXターボ 4WDよりましですが。ちなみにハスラーは我が家では 通称「ピョンピョン丸」で、アウトバックが「ピュンピュン丸」です。

5)ブレーキ、アクセルがやややわらかめ。
 これも意見が分かれるところだと思いますが、アクセル、ブレーキともにやわらかくソフトタッチです。しかし反応はとても優秀です。特にブレーキはABS内蔵しており、雪道で強く踏んでもタイヤがロックされずに安定しています。(横浜の坂道で雪の日に確認しました。)

6)車体が大きい。
 駐車場の幅が、ぎりぎりで入れるときに結構注意が必要である。S字カーブの駐車所のアプローチなどで車体を擦るなど注意が必要です。移動式の自動駐車場などでも利用できない場合があり、使用する前に車体の大きさの制限を要確認する必要があります。
購入してから、この大きさは、後悔している点であります。

7)ドアロック アンロックが不自然
ドアロックができないわけでは無いのですが、以前使用していた、レガシー ST 2000CCに比べると使い勝手が悪いのです。前のレガシーでは、運転席側のドアロックをすると全部のドアロックがかかるし、運転席側のドアを開けると自動ですべてのドアがロック解除されました。今回のアウトバックでは、運転席側のドアロックスイッチをオンしないと全部のドアロックがかからないし、解除できません。個別に解除可能ですが、助手席側や後部座席のロック解除が、いちいちロック解除ボタンを押す必要があり使い勝手が悪いのです。ちなみに最新型のアウトバック X-BREAKでは、ドアロック、アンロックの設定が改善されて、前のレガシーと同じ設定に変更できるようです。

8)フロントウインドのピラーとミラーによる死角が結構大きく特に左側のコーナーの確認がしにくい。
箱根でワインデングロードで気がついたのですが、カーブで左の見切りが悪いです。特にブラインド交差点を左折する時の確認が悪く気になります。
ちなみに第5世代のアウトバックでは、ドアミラーの位置をやや下後方にずらして、三角窓を追加し少し左側の確認がしやすくなりました。

スバル レガシィ・アウトバック 2500 フォグランプ付き 側面  色はガンメタルグレー塗装です
後ろ姿 バンパーに後方フォグランプ(赤灯)付き ハンドル左にオーディオ 右にオートドライブ 加速モード シフトパドル

 ナンバープレートは個人情報保護のために隠して有ります。

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