2007年3月18日 更新

日産 プレーリー アテーサ J7 (E-NM11

日産のフルタイム4WD ミニバン プレーリー アテーサ J7 です。年式は平成3年 走行距離 95,000 km 外装は傷だらけです。内装はまだきれいです。以前乗っていたカリーナに比べると全高が高く、車庫の天井が気になりましたが何とか入りました。運転席の位置が高くて見晴らしが良いです。頭がぶつかることもありません横幅も充分で、運転席と助手席の居住性は、良好です。7人乗りですので、後部座席に5人乗せられる計算になりますが、最後部の座席はタイアハウスが有るため、狭く大人2人は余裕が有りません。
エンジンは 2000CCの CA20Sエンジン 水冷直列4気筒OHCで、カタログスペック的には低速時のトルクが
大きいのですが、加速はいまいちです。ブレーキも軽くて効きが良いのでブレーキは、そっとそっと操作しないと同乗者が目を回します。特徴を載せましたので参考にしてください。

日産 プレーリーアテーサ J7の良い点
1)運転席の位置が高く、フロントエンジンのカバーが斜めになっていて前方視野は広い。
  運転席は、一般のセダンに比べて5センチ以上高い位置です。フロントガラスも広く大型でとても見晴らしが良い運転席です。後方視野も後部座席が低めに設定されているためか見晴らしが良く安全確認がしやすいです。

2)天井が高く居住性良好
 天井が高めです。運転席の位置が高くて(げんこつ1つ 5センチほど)天井に余裕があります。

3)定員が7名
  定員が7名 シート配列は、2,3,2 の3列になっており、中央部分の座席を倒してテーブル代わりに使うことが可能です。 中央座席に大人3人座ると中央の人は、とても窮屈です。最後部の座席は、大人2人は、かなりきついです。また足のスペースは、小型車としては広いほうで、天井が高いのが救いです。家族でキャンプや旅行などに使う車としては便利かもしれません。子供で有れば後部座席に余裕が有ります。

4)サスペンションがやや堅め
雲の上を走るようなソフトなサスペンションでなく、やや堅めですが、路面の状況やタイヤのぶれなどがハンドルを通してあまり伝わってきません。私の好みのタイプに属しますが少し歯がゆい感じがします。

5) 最低地上高が高い
  スキーに一家で出かける場合を想定しているのか、最低地上高が高く少し乗り難いですが雪道ではこの地上高の高さが効果を発揮します。しかし最大車高が1650mmと高いため、スキーキャリアーをつけてスキーを積むと駐車する時注意が必要です。少なくとも我が家の車庫には入らなくなります。
  
日産 プレーリーJ7 の悪い点
1)小回りが効かない。
 車庫入れの時など、7人乗りにしたためか、ホイルベースが長く(2595mm)、最小回転半径が5.4mと大きいためと小回りがきかないです。
 全長がセダン並ですが、ホイルベースが長い分 車庫入れに不利です。

2)馬力が少ない(2000cc 91馬力程度。)ため高速走行時の加速が鈍い。
 高速道路では、馬力が足りなくてあまり加速できません。低速回転時のトルクは 14.8kg・m/2800rpmと大きく粘りが有りそうなエンジンですが、馬力は 91ps/5200rpmと低く実際運転していて加速の悪さを感じました。4WDで車体が重い影響も有るかもしれませんが、2000cc あれば 100馬力以上あっても良さそうです。 2400ccタイプのプレーリーも有るようですが、2000ccのCA20Sエンジンは改善が必要です。
高速道路で加速するときは、キックダウンとオーバードライブ解除をうまく使ってシフトダウンして、最大馬力の5000回転位までエンジンを回して加速する方法が良いと思います。

3)トランクが狭くて荷物が入らない。
  7人設定にするとトランクルームが申し訳程度になります。大家族で移動するには、荷物も多くなりがちです。最後部座席を倒して荷物室を作ることで対応可能ですが、7人乗りファミリーカーとしてのコンセプトとして疑問をもちます。ホイルベースが長い分、トランクスペースを確保出来ると思います。全長を30cm
位長くしても良いと思います。

4)ブレーキ、やややわらかめだが、すごく効きが過激
 これも意見が分かれるところだと思いますが、ブレーキがやわらかくソフトタッチですが、踏み込むと急激に効きますのでギクシャクした運転となりやすいです。女性運転手を意識して設計されているような感じも受けますが、アクセルやブレーキのペダル感覚と効きかたをもう少し緩やかな対応にしてもらいたい。
スバルやトヨタの車は割りに穏やかな操作感ですが、ホンダや日産はかなり過激な感じです。マツダと三菱は乗っていないのでわかりません。

5)後部座席の窓は手動
  コストダウンのためか軽量化のためか、後部座席の窓は手動です。 運転席と助手席はパワーウインドです。このアンバランスも違和感を覚えます。 ドアのロックはすべて自動です。

6) 後部座席のドアが横開きで開閉が重い
  ミニバンとして横開きのドアは珍しく有りませんが、このドアが重くて動かしにくいのです。ドアの開閉の溝に油が足りない影響かもしれませんが、ドアが重く開けにくいです。特に外側から開けるときロックがはずしにくく開閉にかなり力がいります。

7)最大車高が高く天井を磨く時、踏み台か脚立が必要。
ミニバンの宿命でしょうか? 天井のワックスがけには踏み台か脚立が必要です。また、最大車高が1650mmと高いため、スキーキャリアーをつけてスキーを積むと駐車する時注意が必要です。少なくとも我が家の車庫には入らなくなります。

8)エンジン周りのスペースがバランス悪い
  搭載されている CA20Sエンジンは、 側面手前に スパークプラグが並び電気系統の配線もすっきりしております。デストリビューターの位置は横置きでやや配線が奥まっています。縦置きのエンジンを無理矢理横向きにして様な設置でスペース的なバランスはあまり良くありません。

日産 プレーリー アテーサJ7 正面 日産 プレーリーアテーサ J7 側面
横置き 2000CC 水冷直列4気筒OHC  CA20S エンジンです メータは左から燃料計、速度計、回転計、シフトレバー位置表示 温度計 

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