2014年11月14日 更新

三菱トッポBJ (GF−H42A)

レガシィ・ツーリングワゴン 2000 TS(E-BG5)が、車検で工場に入っている間に台車できたのが軽自動車の三菱 トッポ BJ(GF−H42A)です。
年式は平成12年(2000年) 走行距離 55400km 外装、内装ともにまだきれいです。3速AT、660CCの3G83 エンジン 水冷直列3筒SOHC12バルブ EFJ付きです。
トッポBJの特徴は、軽自動車にしては、居住性を高めた設計で、天井が高く、20p以上余裕があります。幅方向も割と余裕があり、シフトレバーやサイドブレーキに体がぶつかることはありません。
本体重量は、780kgとワゴンRに比べるとやや軽く、アルトLcよりやや重い、中間的な重量です。、
加速はそこそこ良好です。急な坂道でも比較的余裕があります。女性が街中の買い物や子供の送り迎えなどに運転するには結構いい車と思います。特徴を載せましたので参考にしてください。

三菱 トッポBJ (GF−H42A)良い点
1)居住性が高い(特に天井高)
 名前から想像できるように、天井の高さが1700mm 最低地上高が200mmと最低地上高も天井も高いのっぽな軽自動車です。従って、天井までの余裕が200mm以上あり、シルクハット(山高帽子)をかぶった状態でも運転可能です。この天井までの余裕は、トヨタ RAV4並みです。
幅方向も小型の座席のためか、そこそこ広く、シフトレバーやサイドブレーキの体が当たることはありませんでした。後部座席も軽自動車にしては、レッグスペースもあり天井が高いためか、余裕があります。ちなみにタイヤは、155/70 R13と軽自動車としては、やや大きめのタイヤが装填されています。

2)加速は、そこそこ良好
最大出力 50ps/6500rpm 最大トルクが6.3Kgm/4000rpm とインタークーラーターボ付きのワゴンRにはかないませんが、車両重量が780KgとワゴンRに比べ100Kg程度軽いためか、発進時の加速は、それなりに良く、他の車に出遅れることなど有りませんでした。EFJ(電子制御の燃料制御キャブレターです)が搭載されている影響かもしれません。ただし3速ATのためか回転数が高く結構うるさい元気なエンジンです。
急な坂道も結構それなりに加速できます。車両重量が軽いのが結構効果を発揮しているかもしれません。もともと軽自動車の660ccのエンジンに加速性を求めるのは、無理があると思います。
60Km/H位までは、そこそこ加速しますが、100Km/Hまで一気にドライブモードで加速するのは、さすが非力です。キックダウンを活用して回転数を上げ最大トルクで加速しないと急加速はできません。高速道路の進入路などで、注意して加速してください。

3)小回りが効く
車庫入れの時など、ホイルベースが短く(2340mm)、最小回転半径が4.4mと小さいためとパワーステアリング搭載のため小回りが効き車庫入れが楽です。いつものレガシーのつもりで車庫入れをすると壁が迫って来て慌てて、ハンドルを戻すなど少しなれるには手こずりましたが、スーパーマーケットの駐車場などに入れる時には大いに役立つと思います。

4)パワーウィンド搭載
パワーウインドが搭載されおり、ロック機能もあるので便利です。

5)パワーステアリング搭載
 スズキのアルトやワゴンRに比べ、ハンドルが軽く反応も良いですが、少し軽すぎの感じもします。高速走行での安定性に少し不安があります。

6)アクセル、ブレーキはやや堅め
 これも意見が分かれるところだと思いますが、アクセル、ブレーキやや堅めです。ブレーキは、堅めですが、効きが良く踏みしろがやや浅いため、微妙なブレーキワークは少し熟練を要します。アクセルもやや堅めですが、踏みしろがあり、キックダウンなどのアクセルワークもできます。ただしキックダウンするとエンジンがすごい回転数になり、すざましい音を出しますのでご注意。

7)後部ドアのガラスが開く
 横開きの後ろドアを開けなくても、ガラス部分を開くことができます。小物の出し入れなど便利な機能です。

三菱 トッポBJ (GF−H42A)の悪い点
1)荷物室が狭い。
 奥行き40pで、発泡スチールの保冷箱や、アイスボックスがぎりぎり入る大きさです。1週間のまとめ買いを実施すると結構きつい荷物室です。車室を広めに確保した影響でしょうか。 後部座席を倒せば、それなりの広がりますが、家族でキャンプや海でバーベキュウなどのレジャーには、荷物が入らず不向きです。

2)横風やカーブの横方向の揺れが大きい
 車高が高く重心位置も高いためか、カーブでの車体の傾きが大きく、横風を受けると結構車体のぶれが出やすい傾向があります。軽自動車で無理矢理大きな座席スペースを確保した弊害でしょうか、もう少し天井を下げ、重心を低くしても良いと想います。

3)サスペンションがやや弱い。
 元々堅めのサスペンションが好きですが、60km/H程度の速度でも路面が凸凹した道路を走ると、車体がややバウンドしてしまいます。路面状態が、いやなほど判る車です。

4)やや大きめのミラーですが、サイドミラーは、調整が手動です。これはオプションでコントローラー付きのミラーをつけるべきです。

5)エンジンキーを抜いても、ヘッドライト、スモールライトが消えない。
  警告音のブザーもなりません、ヘッドライト、スモールライトもきえません。スバルの車は消えることを考えると、バッテリー消耗を防ぐために、もう一工夫ほしいですね

6)AM,FMラジオのアンテナが手動である。
  カセットテープ内蔵している割には、ラジオのアンテナが手動です。自動のラジオアンテナを装備してほしいですね。車庫入れの際にアンテナを引き込むことを忘れて壊すなどの弊害が出やすいです。

7)エンジン音がうるさい。
 軽自動車で加速がやや良好な性能を得るために、エンジンの回転数が高めに設定されていると推定されます。とにかく60 Km/h くらいまで加速するとぶんぶんとエンジンが高速回転してうるさいです。キックダウンで加速すると像の鳴き声のようにパオーンと叫びます。4速ATで回転数を下げるとパワー不足で加速性に問題が出るためか3速ATを採用していると推定されます。

8) 軽自動車にしては燃費が悪い
 加速が良い分燃費がやや悪いようです。(10/15モードで18.2Km/L)

三菱トッポBJ(GF−H42A)

   
 三菱 トッポBJ フロントデザイン  三菱 トッポBJ 側面デザイン
   
 三菱 トッポBJ バックデザイン  660CC SOHC12バルブ EFJ付き



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