雨飾という珍しい名前はどこからきたか。 かって小谷村の人はアマカサンと呼んでいたというが、雨飾とアマカサンのつながりはわからない。 文政年間の越後国の地図では雨節山となっていて、これが正名であるかもわからない。 だが、 そんな詮索はどうでもいい、雨飾山という個性的な美しい名前で十分ではないか。
、、、　と、深田久弥は日本百名山で記している。

明黄、藤黄、蒼黄、黄蘗、浅桔黄、山麓一帯が黄一色に埋め尽くされ、鮮やかなブナ林の稜線に新雪の白色を添えて、雨飾は極上の秋景色だ。