勇者ゆたはち   冒険メモ

第15話   史上最大のマジボケ

人生において無駄な経験というのは無いのかもしれないなあ。

ここ数日、ゆたはちたちは本来の目的をすっぱりさっぱり忘れ去り、キラーパンサーに乗って大陸を隅から隅まで物色するばかり。そろそろ話を進めなきゃなあと思いつつ、唐突に現れる宝箱やらモンスターやらに一喜一憂(なぜ憂う)。

今日は川沿いの教会をスタート地点としてアスカンタ城〜パルミドにいたる道々で、丘に登り草原を越え森を抜けて橋を渡り、まさに地面をなめるように冒険を楽しんだ。アスカンタ城からパルミドへ向かう途中にへんてこりんな建物を発見。あれー、おっかしーなー。以前この辺を通ったときはこんな建物、見なかったなあ。緑と赤で塗られた建物は扉を開くことができず、外についた階段を上ると屋上に、雑誌で見たことのある人物がいた。

うわー、モリーだー!!(叫ぶな)

モリーってここにいたんだあ。モリー、会いたかったよーっ!! モリー!! (呼ぶな叫ぶな連呼するな)

本当に、本気で、モリーの館を見逃していた。見過ごしていた? (聞くな) 雑誌でモリーという人物の存在は知っていて、その役割も知っていたんだけど、いつになったら出てくるのかなと思っていたのだ。アスカンタ城からパルミドまで、確かに歩いているはずなのに、こんな目立つ建物に気が付かなかったとは、ゆたはち一生の不覚。

モリーにお使いを頼まれて、あっという間にスライムさまようよろいプチアーノンを秒殺してきた。

これでゆたはちはモンスター・バトルロードのオーナーになることができた。モンスター・バトルロードってのは「ドラゴンクエスト・モンスターズ」の格闘場のようなもので、自分が仲間にしたモンスター3体をチームとして、他のモンスターチームと戦わせるというものらしい。フィールド上でうろうろしているのは、戦って勝てば仲間になってくれるモンスターたちなのだ。

モンスターチームに名前が必要というので、自分で考えるのも面倒だし、モリーに命名してもらった。ぷりぷりプリン隊(それで良いのか)

さて、そうと分かれば次にやることは一つ。フィールドをうろついているモンスターたちを次々と血祭りに上げ、より強いモンスターを仲間にするのみ。ドルマゲスなんか追っかけてる場合じゃないってマジで(間違ってます)。

あ、そうそう。ちょろちょろちいさなメダルが集まっていたので、久々にメダル女王の城へ。39枚たまっていたそうで、ごほうびにおしゃれなベストというアイテムを頂戴した。ありがたや。

次回はパルミド以降を駆け抜けるぞ〜。では、本日も【備忘メモ】で締めまする。



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