勇者ゆたはち   冒険メモ

第3話   通称まぜませ君

「錬金釜」というアイテムがある。アイテムというかシステムなのかな。「トルネコの大冒険」とか「風来のシレン」で言うところの“合成システム”のことで、2つのアイテムを入れると異なるアイテム(1つ)に化けるのだ。

色々と試したいところではあるんだけど、なかなかに面倒くさそうなので、必要最低限(盗賊のカギをゲットするのに1回だけ)しか使っていなかった。ところが城や教会、民家などの本棚をあさると、ときどき本に「錬金釜のレシピ」が載っていることがあり、めちゃめちゃ魅力的な組み合わせを発見してしまった。

現在ゆたはちはブーメランを装備していて、すべての敵にダメージを与えられるものの、攻撃力というか破壊力というか、与えるダメージの強さにはちょっと不満があった。ところが、である。錬金釜にブーメランと「とがったもの」を入れると、強力な武器ハイブーメランになるというではないか。こりゃあ合成するしかない。やるっきゃない。さっそく「とがったもの」をあれこれ入れてみることに。

兵士の剣とかいう、ゆたはちがデフォルトで装備しているちょー弱っちい剣を入れようとしたのだが、これはなぜか釜にすら入らない。剣なら先がとがってるのにー。

ダガーナイフだか何だか、どこぞの宝箱で見つけたアイテムを入れてみたが、これまたダメらしい。ナイフだって先がとがってんじゃん。

やぶれかぶれで薬草を入れてみたが、これも当然ダメ。薬草って葉っぱだからギザギザしててとがってるよね? (聞くな)

もう入れるものなんか無いじゃん。牛のふんなんてアイテムもあるけど、臭さがとんがりまくりーで正解なんてことありそうにないし。と、半ばあきらめかけつつ、さらに袋の中身を眺めていたとき、来たね。ビビビと(死語)。

鉄のくぎ(フォントでかすぎ)

これ、前回の最後に訪れた修道院近くのダンジョン内部で、タンスの中から出てきたアイテムなのだ。さっそく錬金釜にブーメランと鉄のくぎを放り込む。

ハイブーメランげっちゅー♪

ということで、今日は冒険らしい冒険はしてませーん。川沿いの教会でいったん休憩し、何とかいうお城にたどり着いたところで、今日の冒険はおしまい。

ところで「ドラクエ8」について、今はシステムの面白さの方が先に来ていて、肝心のストーリーが本当に面白いのかどうかは判断がつかない、ってのが正直なところ。

とはいえ、いつの間にか冒険が始まっているという導入部は斬新で面白いし、おそらくラスボスであろう宿敵マレボルギア(誤)じゃなくてドルマゲス(通称ドル様)の姿が最初から見え隠れしている部分も今までにない楽しさだ。

行く先々にドル様のいた痕跡があって、後一歩というところで逃げられてしまう。修道院のイベントでは直接その姿に触れていて、強さも実感している。他のRPGではすでに経験済みの筋運びなんだけど、「ドラクエ」でこういう展開というのは新しいよね。

あ、それと。ストーリーとかシステムとかとはぜんぜん関係ない話なんだけど、「ドラクエ8」が発売されてからというもの、「今日のドラクエ」のアクセス数が増えているみたい。1日2000とか3000ぐらい来てるかも。まあせっかく来てもらっても、大した情報を載せてないので申し訳ない限りなんだけど。


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