勇者ゆたえると七人の侍(誤)
●第26話●
松田ユウシャク


 ちょっぴり好評で編集長的には一安心の冒険日記です(普通のオープニング)。生まれて初めて故郷を飛び出した勇者の運命や如何に!?って感じ? (聞くな)


 どうも、ゆたえるです。いや、まいったなあ。

 ぼかぁ1人で村を出たわけですが、村のみんながいなくなってしまって悲しいし、どこへ行けば良いか知らなくて不安だし、ご飯を食べる前に逃げたからお腹と背中がくっつくほど空腹だし、本当に「まいったなあ」状態だったんです。いや、本当にまいったなあ(同じこと2度言うな)。

 村は北と東西を険しい山に囲まれているので、進むことができるのは南だけです。ぼかぁ、魔物に襲われやしないかと胸をときめかせながら(誤)山道を歩いて行くと、小さな小屋にたどり着きました。「小さな小屋」とは重ね言葉のようですが、おそらく「大きな小屋」というのもあるのでしょうから、間違いではないと思います。いや、細かいことにこだわっちゃったなあ。

 小屋の外には無縁仏墓がひとつあります。中には口の悪いじじい木こりと、小汚い小さな子犬がいました。「小さな子犬」とは重ね言葉のようですが....(以下略)。

 いやいや、まいったなあ。初対面で、しかも悲しみに打ちひしがれている、心清らかな少年をつかまえて「いんきくせえガキ」とは、失敬だな君は。と思う反面、最後にはきちんと旅の情報を教えてくれたりして、失敬なのか親切なのか分からないや。いやー、まいったまいった。


トゥーフェイス....

 ぼかぁ木こりの言うとおり、小屋から東南に進み、ブランカの城に着いた。城から城門に続く道は、魔物の親玉を倒すと息巻くパーティーがひっきりなしに行進していて、おっととっとごめんよごめんよ、いやまいったなあ、という感じです(まったく意味が分かりません)。

 何が起こっているのかさっぱり分からないので、ぼかぁ、城下町の人たちの話に耳を傾けることにしたんです。いや、盗み聞きだなあ(人聞きの悪い....)。

 いやぁ、玉石混交とはこのことなんだなぁ。いや、まいったなあ。

 ぼかぁ、この後、お城の王様に行ったのです。ここの王様は平民にも気軽に会ってくれるジャッキー・チェンのような人です。いやぁ、フレンドリーだなぁ。それにこの王様は色々なことを知っていて、ぼかぁ驚きました。「地獄の帝王がよみがえるので阻止すべし」なんて言われて、いやはや、何とも言いようがないなぁ。

 さらにお城ではこんな意味深な情報まで手に入ってしまって、いや、悩ましいヒントをくれるもんだなぁ。

 その赤ちゃんとはぼくのことですか。じゃあぼかぁ天女の子供ですか。いやいや、これはいつにも増してまいったなあ。

 ブランカを出て、ぼかぁ西へ向かいました。魔物に襲われたい商人ナンバーワン(誤)のトルネコが掘ったという洞窟を通り、エンドールへ行くのです。いや、今日も話が進んだなぁ。


 まあ、まあまあって感じですか(どんなんだ)。いよいよ次回は「あの姉妹」が再登場します。乞うご期待。

 ということで次回もみんなで一緒に冒険しましょう。

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