勇者ゆたえると七人の侍(誤)
●第27話●
肝っ玉マーニャ(ん)


 めっきり隔週ペースが板についてしまった冒険日記です。人間というものは、高から低へ、密から粗へ、流れて行ってしまうものなのですね。って、誰も手を抜いてるわけじゃねーよちくしょー(逆ギレ)。今回は久々にあの人が登場です。


 ってゆーか、あたしマーニャ。おひさ☆&よっしく☆みたいな。

 なーになに。みんなしてあたしのこと待ってたんでしょ。わかるわかる。やっぱナイスバディでお色気ムンムンなイメージガール(意味不明)がいないと、話にならないぞよ、もう読まないぞよ、って感じ?

 うちらはエンドールの城下町で足止めを食ってた。まあ足止め食ってると言っても、あたしがカジノでスリまくってるのが原因だから、あんまり偉そうなこと言えないんだけど。がはは。「がはは」って和田勉かよ、みたいな。ってゆーか、和田勉って誰よ、みたいな。

 で、今まで負けた分を取り返そうと、あたしは今日もカジノに来てるわけ。あたしって意外と努力家?みたいな。だってスロットで777が来れば、それだけで今までの負けた分が取り返せる上に、それ以上の儲けになっちゃうってことじゃん。そりゃーやるよね。やるっきゃないよね(死語)。

 普段は飽きっぽいあたしだけど、カジノでの集中力はハンパじゃないみたい。いやらしい好色じじいが、あたしのナイスバディ目当てによく声をかけてるらしいんだけど、あたしってば、ぜんぜん気付いていないんだ。カジノ道は奥が深いのだ、えっへん(なぜ威張る)。ついさっきも若い男が近くに来て声をかけてたみたいなんだけど、余裕でシカトこいちゃった。スライム型のピアスなんかしちゃってさ。耳に穴あけると目が見えなくなるの、知らないのかね。それにスライム型のピアス? はぁ? みたいな。

 例によって例のごとく、カジノのスロットマシンにコインをがんがん飲み込まれていると、妹のミネアが若い男を連れてやって来たんだ。しかもそれって、さっきのスライム型ピアスをはめたお兄さんで。ああ、これこそ運命の出会いってやつ?

 だけどだけど、話を聞いてちょービツクリ。この人こそ、探し求めていた勇者サマなんだって。これから先は勇者サマに養ってもらいましょ☆

 なーんて思ってたのに、これがちょーケチくさい勇者で、うちらが貯蓄のつもりで大人買い(誤)しといた毒針を、ひとつ残らず売りさばいちゃって、そのお金で自分の装備を買い揃えてやんの。ちょっとあんた、何様のつもり? みたいな。ってゆーか、勇者サマか(納得すな)。

 ミネアは相手が勇者だからって、すっかりめっきり任せっきりって感じなんだけど、我ながら語呂が良いわねって感じなんだけど、あたしはどうも気に入らないんだよね、ああいうの。

 ま、勇者サマといれば、これからきっと大金が手に入るんだろうし、しばらくは一緒に冒険してみようかな、って感じ?


 ごみん。イラスト描く時間がありませんでした。

 ということで次回もみんなで一緒に冒険しましょう。

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