勇者ゆたえると七人の侍(誤)
●第3話●
ライフ・オブ・ライアン


 本格的に復活してしまった超大型冒険日記でございます。あまりの面白さに若いナオンの悲鳴にも似た声援がネット上を駆け巡る青春〜♪ ビューティビューティー....(若い読者、置き去り)。今回もドゾヨロシク。


 アレクス殿がイムルの村で窃盗を働いて幽閉されている事実を、バトランド城下町に住む彼の若妻に伝えると、「私をイムルの村まで連れていってくださいませ」か何か言っちゃって(くだけた口調)、奥方が勝手にメンバーになったでござる。奥方メンバー(意味不明)。

 とりあえずまずは2人で宿屋に泊まり(深い意味なし)、それがしは若妻を連れてバトランドを出発するでござる。初のパーティープレイでござる。この奥方も導かれし者に相違ない(違います)。

 なおバトランドの城下町には、王宮戦士になりたかったという老人がおり、話しかけるとそれがしの後を追ってくるでござる。奥方を連れた状態で老人に声をかけると、なんちゃって3人パーティーの完成でござる。むほほ、これは楽しい。

 しかしこの老人、1〜2歩ほど進んだだけで息が上がってしまい、すぐに弱音を吐いてパーティーを離脱してしまうので困る。そんなことでは王宮戦士にはなれないでござる。一緒に行かれないということであれば、ここで即刻叩っ斬るでござる(やめれ)。

 ご夫人、それも若き人妻との冒険というのも、なかなか乙なものでござる。それがしはこの年になるまで仕事一筋だったゆえ、女性に縁がなく、今でも独身貴族でいるのでござる。一緒にいるのが未婚の女性であれば、嬉しさも楽しさもさらに倍でござるが、若き人妻というのもなかなかでござる(何が)。夫のアレクス殿がこのまま正気を取り戻さねば....(最後まで言え)。

 ダンジョンには、これまたお約束の道に迷った兵士がまだいて、声をかけると

「なに? 出口まで 連れて行ってやる?
 いらぬ お世話だ ライアン。
 わたしは 自力で 出てみせるぞ!

 などと言い出す始末。しかしこの兵士、これだけ長い時間ダンジョンを歩き回って平気なのであるからして、かなりのつわものと見た(誤)。

 さっさとイムルの村へ行った方が良いのは重々承知なのでござるが、若き人妻との旅は予想以上に楽しく、できればもう少しだけ一緒にいたい、というのが本音でござる。奥方には悪いが、しばらくモンスター退治に付き合ってもらうでござる。


力強い後姿(誤)

 イムルの村の周辺で朝から晩までモンスター退治に励んだおかげで、それがしはレベルがひとつ上がったでござる。世は満足じゃ(お前は何様だ)。我々は満足げにイムルの村へ入ると、地下牢へは向かわずそのまま夜の宿屋へ直行(もうええ)。翌朝チェックアウトをしても牢屋へは向かわず、村を出て再びレベルアップに励むのであった(絶倫極悪)。

 ゴールドが貯まってきたので、町の武器屋で「くさりかたびら」を購入。奥方がヘロヘロのようなので、仕方なく夫婦を引き合わせることにするでござる。いざ、地下牢へ。

 ここでアレクス殿が重大な証言をしたのでござるが、ここはとりあえず秘密にしておいて(ユーザーフレンドリー)、それがしはその証言に基づき秘密の井戸に突入。謎のダンジョンで超重要アイテム「そらとぶくつ」を手に入れたのでござる。いえーい(キャラ崩壊)。

 さらにこのダンジョンで「人間になりたいホイミスライム」であるところのホイミン殿が仲間になったでござる。きゃっほっほーい(人格崩壊)。

 ところで....今にして思えば、ホイミン殿を仲間にしないでクリア」という選択肢もあったでござるな。それがしは仕事一筋独身貴族であり、今回の奇怪な事件も、その気になれば1人で解決できたかもしれない。

 もちろんホイミン殿はそれがしの傷ついた身体をホイミで癒してくれただけでなく、精神的にも支えてくれたので、冒険が非常に楽になったのは事実でござるが、冒険日記的には、その方が面白かったやも....ごほんごほん。

 次回よりホイミン殿との連携プレーをご披露することになるでござるが、今回はこれにてごめん。


 やっぱり1人ぼっちの冒険は寂しいですよね。仲間がいれば勇気もネタも百倍です(笑)。

 ということで次回もみんなで一緒に冒険しましょう。

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