勇者ゆたえると七人の侍(誤)
●第4話●
ライアン吉日


 ますます絶好調の本家本元冒険日記です。先日読者の方から「ゆたテリの冒険日記、面白いです」というmailを頂戴しました。もう「ドラモン」なんかやってないんじゃボケ。ってゆーか、そんなmailもらってません。ただのネタです。ウソついてごめん。


 ホイミン殿が仲間になったおかげで、冒険がたいそう楽になったでござる。1回ダンジョンにもぐり込むと、それだけでレベルとゴールドがわんさかたまってイエーイイエーイイエイイエーイでござる(なげーよ)。ホイミン殿を引きつれてイムルの村へ凱旋したそれがしは、「てつのたて」「せいどうのよろい」「ブーメラン」を一気に買いまくったのでござる。ご利用は計画的に(自分で言うな)。

 一緒に冒険をしていて、ホイミン殿は非常に饒舌なお方であることが分かったでござる。

ライアンさん、日なたぼっこしよう」
ライアンさん、ホイミしてあげる」
ライアンさん、お城って緊張するね」
ライアンさん、ヒゲのお手入れしてあげようか」
ライアンさん、呼んだだけ」
  叩っ斬るでござる(怒んなよ)。

 ふと不思議に思ったのでござるが、ホイミン殿は男性であろうか女性であろうか。性別は不明(本人も知らない)らしいのであるが、女性である確率が、男性であるとの同じくらいあるでござる(当たり前)。

 寝食をともにし、色々なことを話し合っているうち、ホイミン殿のそれがしに対する好意のようなものが感じられたのでござるが、これは同性としての憧れなのであろうか。はたまた異性としての愛情なのであろうか。

 よくよく見てみれば、ホイミン殿はつぶらな瞳をしていて、何とも愛嬌のある顔をしているでござる....。などと言っている場合ではござらん。冒険を進めなければ。


始まった(笑)

 いいかげんレベルも上がったことであるし、「そらとぶくつ」を履いて高い塔の最上階へひとっ飛びでござる。塔の最上階につくと、ちょうど魔物が子供を連れて階段を降りて行くところでござった。「さあ来るんだ」「いやだよー」といったほほえましい親子の情景が展開されていたのでござる(誤)。

 わらわらと襲いかかるモンスターどもをばっさばっさと斬り捨てて、それがしたちは塔を下へ下へと進んで行った。しばらくすると、なぜか知らねど我々よりも先に塔に来ている兵士と会ったでござる。聞くところによると、偶然井戸に入ってここまでやって来たらしいのでござるが、「そらとぶくつ」ってそんなにいくつもあるのだろうか。まさか....量産型? (何が)

 この塔に出てくるモンスターたちは予想以上に強くて、それがし、まいっチングでござる(若い読者、混乱)。とりあえず適当にレベルとゴールドをためて町に帰還し、「くさりがま」購入により体制を立て直したでござる。これ、戦いの基本っす。

 2回目のチャレンジで塔の1階に到達。宝箱で「はじゃのつるぎ」を発見。いやっほーい(だから誰なんだ)。

 町に戻り「てつのよろい」を購入。ちょっとダレ気味でござるが、冒険にダレ場は付き物であり、仕方あるまい。

 ところで、それにしてもホイミン殿の行動は、意味なしチャンピオンの称号を与えたくなるほど訳が分からないことが多いでござる。敵が1匹のときに身を守っているかと思えば、敵が2匹も3匹もいるときに無謀にも攻撃を仕掛けたりする。与えるダメージはせいぜい1と2程度。だったら攻撃なんかしないでずーっと身を守っててくれー、危なくなったら呼ぶからそのときはホイミでもかけてちょーだい、って感じでござる。

 しばらく進んでいると、塔の中でぶっ倒れている兵士を発見したでござる。こやつも「そらとぶくつ」を手に入れたのであろうか。

 彼の言うことには、世界のどこかで地獄の帝王が復活しつつあるらしい。しかし、それと同時に帝王を滅ぼす勇者が育ちつつあるらしいという予言がある。それで悪者たちは勇者がまだ子供のうちに何とかしちゃおうと思い、幼児誘拐事件が頻発していた、ということでござる。がっくし(なぜ)。

 そしていよいよ塔の最深部に到達。ここにはエピソード1のラスボスであるピサロの手先おおめだまが待ち構えているでござる。早くもそれがしの出番は終わりでござるか? (聞くな)

 戦闘開始。真っ先にホイミン殿が昇天し、それがしも後を追うように逝去。はい、さようなら。


 どうも話が進み過ぎますね。もうちょっと小ボケを増やしたいところです。

 ということで次回もみんなで一緒に冒険しましょう。

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