勇者ゆたんぽの冒険
●第53話●


いやーんは いま おもいついた ひっさつわざを
だいまじんに むけて はなった!
いやーん「キラーぱふぱふだん!
しかし どうみても ふつうのこうげきだ!
だいまじんに 23の ダメージ!

 遊び人たちの活躍により、毎度おなじみゲロゲロパーティーは、ゾーマの城をへろへろになりながら地下へ地下へと進んで行くのであった。ちなみにほしのの必殺技は「キラーしんくうげき」だそうだ。ふーん....。

 赤い魔法使いに全滅させられること3回、ついに一行は地下2階にある長い橋にたどり着いた。橋の向こうでは、男が1人でキングヒドラと戦っている。

 ああ.... あれこそは....
 誰だっけ?(ズッコケるところです)

 ゆたんぽの父オルテガが、今まさに中ボスと戦っているのだ。

 激しい戦い(本当は大したことないんだけど、一応そう言っておこう)の末、オルテガはキングヒドラの火炎攻撃の前に倒れてしまった。倒れたオルテガに近付く一行。すでにオルテガは虫の息で、目も見えないようだ。

「平和な世にできなかった父を許してくれ……」

 そう言い残すと、オルテガの姿は消えた....。

 父の死に涙を流しながらも、勇者ゆたんぽは、何か落ちてるんじゃないかという淡い期待を胸に、オルテガが倒れていた辺りの床を調べまくるのであった。なーんだ、何もないや(親不孝)。

 地下2階の中央の部屋には宝箱が6つもあって、ゆたんぽたちはうはうは言いながら次々に箱を開けて行った。

 世界樹の葉賢者の石祈りの指輪命の石小さなメダル、そしてミミック

 え、ミミック!?

 ゾーマはまだまだ遠い一行であった。

次の日記へ


「女勇者ゆたんぽの地獄巡り」目次に戻る

「今日のドラクエ」目次に戻る