勇者ゆたんぽの冒険
●第33話●


 それにしても、ボストロールを倒した後のサマンオサの住民たちと来たら、これ以上ないというほどの喜びようである。よっぽどひどい生活を強いられてきたんだろうなあ。

「もう こうもりや やもりを
 料理しなくても いいんです!
 うれしくて うれしくて……。
  今まで何食って生きてたんだ

 それにしても、さて、へんげのつえを使って、どんな悪戯をしてやろうか。踊り子に化けて女風呂か?(何度も言うけど、ゆたんぽは女の子です) じいさんに化けて1000円で映画を観るか? それとも商人に化けて「なんでも鑑定団」のレギュラーになるか? けけけ。楽しいですう〜。

 まあ、とりあえずはエルフの里でお買い物だな。

 全員でスライムに化けて、エルフの道具屋でねむりのつえを3本ほど購入する。これで少しは冒険が楽になるはずだ。

 さっそくいつものレベルアップ・ポイントへ。トロルのカップル(すっげー気持ち悪いな)が現れた!!

ほしのは ねむりのつえを ふりかざした!
あまい かおりが てきを つつみこむ!
トロルAを ねむらせた!
トロルBを ねむらせた!
  うっひょーっ 効くーっ

 とにかくこのねむりのつえって代物は、トロルに面白いほど効くのだ。

 寝かせて、攻撃して、寝かせて、攻撃して.... はい、皆さんご一緒に!! 寝かせて、攻撃して、寝かせて、攻撃して.... 

 こりゃー楽だ。楽だけど、こんな卑怯な手はないな。「ブシドーブレード」なら、とっくにゲームオーバーになってるぞ。(人づてに聞いた話なので正確ではないかもしれない)

 今日はこれだけ。

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