ようやく風のマントを手に入れた、キャラクターの描き分けにほとほと手を焼いてる(編集長談)勇者3人組は、とにかく先を急ぐことにした。風の塔の最上階でいのりのゆびわなどを手に入れたが、もうそんなことはどーでもよろしい。
一行はずんずん西へ、とにかく西へ、ニンニキニキニキニンニキニキニ進んで行った。
そして、3人はあっさりドラゴンの角(南館)(デパートじゃないんだから)に到着した。海をはさんだ向こう岸にはドラゴンの角(北口)(駅じゃないんだから)が見える。この塔を上り風のマントを使えば、新たな大陸での冒険が始まるって寸法だ。泣かせるねえ(何が)。
旅のひと! 知ってますか?名前もルックスもちょー怖いマンイーターをラリホーで眠らせながら、3人はついにドラゴンの角(南野)(ヘアヌードじゃないんだから)の最上階に辿り着いた。
もちろんだ。
………。
まだ 何も 話してないのに。
ま いいか。
冗談だ。
ここが ドラゴンのつの
と 呼ばれる 有名な
ふたごの塔ですよ。
なんでも 昔は
むこう岸の塔と つり橋で
むすばれていたとか…。
しかし 今は このありさま。
どうやったら むこう岸まで
いけるんでしょうね……。
聞くんじゃなかった。
ゆたすけ「おさえ」
おさえ「(もぐもぐ)呼んだ?」
ゆ「また饅頭食っとんのか」
お「美味しいよ。食べる?」
ゆ「いいから黙って聞け。この風のマントを使っても、一遍に2人しか飛ぶことが出来ないのだ」
お「役立たずなアイテムだね」
ゆ「(無視)そこでだ、誰か1人がここに残らなければならない」
お「りんご君、可哀相にね」
ゆ「残るのはお前だ」
お「ああ、お茶が美味しい」
ゆ「(こいつ....)」
りんご「どうしたの?」
ゆ「あ、ううん。何でも。ただ、風のマントは2人しか運べないみたいだし、それにここから先はモンスターも強くなるし、おさえをここに残そうと思うんだ。もちろん船が手に入ったらすぐに迎えに来るんだけどね」
り「でも1人でこんなところに残して行くのは....」
お「お茶は静岡に限るねぇ♪」
り「と、とりあえず大丈夫みたいだね....」
懸命な読者はもうお分かりのことと存ずるが(日本語が変)、ゆたすけは何が何でもりんごと2人きりで飛びたいわけ(詳細は第18話の妄想劇場を参照のこと)。
饅頭とお茶を飲み食いしているおさえを残して、2人は、ついに大空へ足を踏み出した。
り「うわぁっ!!」
ゆ「どどどどどどうしたの!?」
り「飛んでる.... おさえが飛んでる....」
風のマントの力で大空を舞う2人のすぐ横を、特殊なアイテムなど装備していないおさえが飛んでいた。
ますます深みにはまって行くおさえのキャラクター(笑)。もう、どうなってもお母さん知りませんっ(誰がお母さんだ)。
ということで、愛は本当に世界を救えるのか!? 次回をお楽しみに....。