勇者ゆたっちの冒険
●第14話●


 いよいよ竜王の城に乗り込むところまで来た勇者ゆたっちの大冒険!! 早くも感動の最終回!!....と行きますでしょうか。

 ファーストアタックでいきなりロトの剣を手に入れ、さらに最下層を目指すゆたっちだったが、さすがにここは強敵揃い。そう簡単には竜王に会えないらしい。ルートもなかなか手応えがあるし。

 いったんラダトームに戻り超能力じじい(笑)にMPを回復してもらって、休む間もなく(もっといえばズボンを履く間もなく)セカンドアタックを試みるのであった。

 1回さまよえば大体ルートは覚えてしまう(でも、しばらく間があくとまた忘れてしまう)大勇者は、ファーストアタックとは打って変わってサクサク前進し、あっという間に城の最下層に辿り着くことが出来た。

 しかし.... すでにMPを使い果たしている(でもないんだけど)上に、最下層にはすぐに眠らそうとする厭なモンスターが多い。とても竜王戦までもちそうにない。どうすれば良い。どうすれば....。

 などと言っている間に、ゆたっちは竜王の前に着いてしまった。お前が竜王か!! 庵野そっくりだな!! (逆だっての)

よくぞ来た ゆたっちよ!
わしが 王のなかの王
竜王である。
  わたくし、こういうもので...(と言いつつ名刺を出す)

わしは待っておった。
そなたのような若者が
あらわれることを。
  お・ま・ち〜(はぁと)

もし わしの味方になれば
世界の半分を ゆたっちに
やろう。
  え 本当!?

どうじゃ?
わしの味方に なるか?
  はいはいはいはいはい

よろしい! では わしらの
友情のあかしとして
そのつるぎを もらうぞ!
  ゆうじょう ゆうじょうっ!!

ほほう すでに このつるぎを
手にしていたか……。
  これ、落ちてたぞ

しかし もはや
どうでも よいことじゃ。
  どうでもよくないよ。ゆうじょうは?

では わしからの
おくりものを うけとるがよい!
  わくわく

ゆたっちに
世界の半分 やみの世界を
あたえよう!
  よっしゃあーっ!!

わあっ はっ はっ はっ はっ
わっ はっ はっ はっ はっ。

 ゆたっちはラダトームの町の宿屋で目を覚ました。なーんだ、夢か(そうじゃねーだろ)。


 超バッドな展開を見せてしまったゆたっちの冒険日記。次回こそ感動の最終回を迎えるはずです。みんなで応援してね!! つづく

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