「あんたは年だよ、ウィリアム父さん」若い男が言いました。「頭は真っ白、なのにあんたは逆立ちばかり、そんな年で、そんなこと。本当にそれで良いのかい」「若いころにゃ」ウィリアム父さんは息子に答えました。「こんなことして脳みそが、壊れやしないかと思ったが、脳がからっぽだと分かった今は、やってやってやるだけだ」
「あんたは年だよ、さっきも言ったけど」若い男が言いました。「それにブクブク太り過ぎだよ。それにドアのところでトンボ返り....。なあ、どうしてそんなことするんだい?」「若いころにゃ」賢人は白髪をふりふり言いました。「この膏薬―しかもたった1箱―で、手足をしなやかにしたもんだ。この薬、2〜3箱いらんかね?」