ショレの戦い
ラ=ロシュジャクラン侯夫人の回想



 17日朝、デルベ、ボンシャン、ラロシュジャクラン、ロワラン、私の父と他の全ての指揮官たちは4万人の部隊の戦闘に立ってショレへ向かった。共和国軍はブレシュイールの師団との合流を果たしていた。彼らは4万5000人に達していた。ショレ前面、ボープレオー側の荒地で両軍はぶつかった。ラロシュジャクランとストフレは激しく攻撃を始めた。ヴァンデ軍は初めて、常備軍のように密集した縦隊を組んだ。彼らは敵の中央を切り裂き、ショレ郊外へと壊走させた。共和国軍を指揮するボーピュイ将軍は、兵たちに再合流しようと試みている最中に、ちょうど2頭目の乗馬を切り倒された。捕虜にならないためには少しばかりの努力が必要だった。青[共和国軍]が壊走に陥った時、マインツ部隊の予備が到着した。ヴァンデ軍は彼らの最初の攻撃を支え、それを押し返した。彼らは再び突撃を行い、今度はより成功を収めた。我が軍は後退し、混乱に陥った。あらゆる指揮官は彼らを再編し奇跡に値することを成し遂げた。いくつかの部隊を呼び戻し、激しい戦いに巻き込み、敵の勝利を高くつくものにした。デルベとボンシャンは致命傷を負い、そしてとうとう味方は壊走した。しかしピロンがリロー師団の大半を率いて到着し、ヴァンデ軍の脱出を援護した。損害は多数に上った。さらに共和国軍も同様に損害を蒙ったため、彼らは追撃しようと考えなかった。彼らはショレへ戻り、市に火をつけ、一晩中彼らにとっては手慣れたものである恐怖を振りまいた。

"Mémoires de Madame la marquise de La Rochejaquelein, Tome Premier" p250-252


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