ショレの戦い
共和国軍元軍事行政官の記録



 かくしてショレは共和国軍の手に落ちた。しかし彼らが市の掠奪を行い、郊外に火をつけ始めている間に、ヴァンデ軍が再度突撃してきた。右翼のリュソン師団は壊走した。バール将軍は危険なほどの怪我を負い、勇敢なルコントは戦死した。勝利は王党派軍のものであるように見えた。いくつかの部隊を派出していた勇敢なアクソは、彼らを呼び戻し共和国軍の戦列に加えた。彼はマインツ部隊の予備に命じ、その部隊は恐ろしい打撃を加えて今度は敵を撤退させた。この様子を見て全軍は再び勇気を取り戻した。戦闘は再び激しくなり、その衝撃は激しく、敵はあらゆるところで逃亡した。デルベ、ボンシャン、ラ=ロシュジャクランといった将軍たちは戦闘に敗北しそうなのを見て、150騎から成る騎兵大隊の先頭に立ち、少なくとも彼らの退却を援護するための奇跡を成そうとした。しかし勇敢なボーピュイが彼らの努力を無駄にした。3頭の乗馬を殺された後で、彼はこの恐ろしい騎兵部隊をどうにか打ち破った。ボンシャンは危険なほどの怪我を負い、デルベは胸に銃弾を受けた。彼らはボープレオーへと後退し、そこでこれらのあらゆる交戦にも関わらず無傷だったラ=ロシュジャクランが合流した。彼らはサン=フロランへの退却を続けるため、ほんの数時間の休息を取ることすら難しかった。共和国軍は彼らが撤収した少し後にボープレオーに入城し、そこをショレやモルターニュと同じように徹底的に破壊した。

"Mémoires sur la guerre civile de la Vendée" p99-100


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