鳳来の岩場を愛するクライマーの会 |
2008年11月21日作成 |
荷物・ギアの残置について
―ルールを少しゆるやかに考えませんか― |
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11月2日の清掃日にクライマーの皆さんにお知らせした内容(「残置物について」)は、《荷物やヌンチャクの残置許可》というように、一部の人には誤解して受け取られているようです。 そこで、当会の基本的な考え方について補足説明します。(以下は、署名とは別に、直接当会へ質問されたかたへの返答をベースにしたものです) 当会から提案した内容は、「残置物を許可」するのとは違います。 鳳来が登攀禁止の危機にあったとき、クライマーたちは残置をしないように努力して、岩場をきれいな状態に保ちました。そのときには「残置しない」ことは、絶対に守らなければいけないルールのように意識されました。けれども、今は地元の人たちがクライミングを理解してくださり、クライマーのことを信用してくれています。だから、多少ヌンチャクが残っていても、岩場の見えない場所に一時的に荷物を置いていても、地元で問題になることはありません。それで、個々のクライマーの良識を信頼して、従来の「残置禁止」ということに関して少しゆるやかに考えようと提案しました。そして、これまで「残置禁止」に注がれてきた労力を、クライミングで登ることに集中するのと同時に、特に事故防止の方面へ向けていくほうが、現在は重要なことだと考えています。 なお、12月上旬発売の『ロック・アンド・スノー』に、これに関してまとまった記事を載せることになっていますので、そちらも見てもらえればと思います。 |
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(文責=広報係・野村) |