いや、なんてことないんスよ…
home blog * * *

 2  最強の日常食と最古の近代化遺産を訪ねる

そしていよいよ目的の本丸へと向かうわけです。


ババーン。もう錆び錆びです。ココが今回の目的地、我々の世代だと日本で一番有名ではないかと思われる銅山、足尾銅山に来ています。1610年の銅の発見より400年も続いた銅山に今回はお邪魔してみたいと思います。


閉山が1973(昭和48)年ですからかれこれ30年以上経過しています。こちらが本山側の精錬所跡。取り壊すわけでもなくそのまんまの放置により完全に廃墟となってます。


あの煙突が後々までこの辺り一帯に禍根を残すことになる煙突です。詳細は後述。


そして、やはりここでもジョージ君写真撮りまくり。いい加減我々にも写真見せてくれ。ホント見たこと無いぞ。


そして足尾といって忘れてはならないのが足尾砂防ダム。1954年完成の東洋一の大きさを誇る砂防ダムです。7枚の砂防ダムを組み合わせなければならない程この辺りは土砂崩れが多いわけですが、これも全て足尾銅山の開発が引き金になっております。
そしてこれが銅親水公園からの風景。ダム壁面に銅板2,000枚も使ってニホンカモシカの絵が描かれています。大体、こんな山奥に公園作ったって殆ど人なんか来やしないのに、さらに銅板壁画って一体いくら金落とせば気が済むのかね。ホント理解できん。


そして、この写真の壁画の下の方に人が写っていますが、これでどれだけこのダムが大きいかわかるかと。ホントこれが砂防ダムだなんてなかなか理解できません。


何度も申し上げますが、このときは2月下旬。先ほどの駅より更に標高が上がってますから雪は更に多いです。
しかも、あちこちが坂になってますから、歩くのに気を付けないと…


このように転びます。しかしイトウ君、男らしいというか、無謀というか、注意力が足りないというかこういうところでは必ずやらかしてくれます。大体カメラ構えてスタンバイしておくべきポイントがおぼろげながらわかってきたような気がします。



そしてこれが銅親水公園にある展望台から、銅山の奥に控える松木渓谷を臨んだ写真。見ての通り全く木が生えてません。これは決して伐採しているわけではなく、銅山が稼働していた時代に先ほどの工場から排出される亜硫酸ガスによって、このような死の渓谷と成り果ててしまいました。足尾町はこの風景を近代化による環境破壊の負の遺産として緑化工事をすることなく残すことを決めているそうな。確かに突然木が全くないこの異様な風景を見せ付けられるとどんな人間でも何かが去来するのではないかと。


「むぅぅ」とイロイロ考えさせられながらもそろそろ帰ることにしましょう。これまで来た道を帰るだけですが、結構急でかつ雪が積もってる道を帰ることになります。ほらイトウ君、足下気を付けないと…


といったものの、案の定ここでも転倒。
ちょwwww 君は我々を笑かそうとネタでやっとんのか。


あ〜あ、雪まみれです。大体雪があるところにデッキシューズで来ること自体が大きなリスク要因です。滑ろうと仕込んできたかの如くであります。
そして彼は帰り道銅親水公園で最後にもう一度派手に転倒しました。彼の行くところ必ずハプニングが付いてきます。笑いのネ申が彼の周りでネタを振りまいてるとしか思えません。


そしてさっきの精錬所の川を挟んだ向かいにある社宅跡。つい最近まで人が住んでいたんじゃないかと思わせるほど普通に残っていますが、これも立派な廃墟です。


そして銅山跡を離れた我々は最初に銅が発見された小滝口なんかも見学した後、古川鉱業が運営している足尾銅山観光へ。見学者はまずトロッコに乗せられて入り口へと向かいます。



なんともいい雰囲気。
でも、展示自体はあんまり見るべきものもなく順調にスルーです。


最後は駄洒落。力が抜けます。


そして看板にはこのような表示が。これは流石にキレるっつうか呆れ返る。自分らが原因でこうなってんのによくもまぁいけしゃあしゃあとこのようなことが言えるもんだと。


で、釈然としない思いを抱えたまま、ついでなので佐野によってラーメンを頂くことに。
とはいえ全然どの店が旨いなどという気の利いた情報なんざビタイチ持ってないので、適当に当たりを付けて街道沿いのラーメン屋にはいることにしました。看板を見る限りどうみても旨そうじゃありません。


そしてこいつが我々に「北関東に旨いものナシ」 の格言を再確認させてくれたラーメン。味がしやがりません。全く持って薄ぼけた出汁と腰のない麺、こういうものをありがたがって喰っていることが信じられん。これで結構この店混んでましたから、ホント北関東人はどういう基準で飯を喰っているのか不思議でやんす。

ということで今回はこれにて終了。北関東は見学ネタはまだまだ多いのに飯が不味くてイマイチ盛り上がりに欠けます。なので何処か旨いものがあるの知ってたら誰か教えてください。いやホント、マジで。


!!!  その他のページ

頁01 またも小麦粉を喰いに逝く

頁02 日本近代化の負の遺産

 

 

Home→

©2006 E.S.K. Corporation contactPrivacyPolicy homeback • next • page top