博 多

 

博多海軍航空隊

略史

昭和15年11月15日 開隊、練習航空隊指定(水偵操縦 偵察実用機教育担当)

昭和19年03月15日 天草分遣隊設置

昭和19年04月01日 水偵実用機教育中止

              西戸崎飛行場を使用した陸上機実用機教育開始

昭和19年08月15日 天草分遣隊再設置

昭和20年03月01日 天草分遣隊廃止、天草空開隊

昭和20年05月05日 第五航空艦隊第十二航空隊編入

終戦後 GHQが進駐

 

海の中道海浜公園

福岡県福岡市東区

博多海軍航空隊之跡

碑文

白砂青松、風光明媚なこの地域は、志賀島とともに元寇、弘安の役の古戦場として有名であるが、

近くは昭和のはじめ、旧日本海軍が航空戦の重要性を認識し、各地に練習航空隊を開設した時代

ここ西戸崎にも昭和十五年水上機による航空隊が設置され博多航空隊と称した。ついで陸上機教

程も設けられた。

二十歳前後の若い隊員が一命を賭して国難におもむくため、日夜飛行訓練に励んだ。昭和二十年

春には筥崎隊、香椎隊、伏敵隊と特攻隊が編成され、この地を基地として人吉、鹿児島に展開し、

また水上機部隊は沖縄への迎撃作戦に出撃し、多くの若人が散華し、今日の平和の礎石と成った

正史を秘めております。

この碑の建設にあたり、元博多海軍航空隊の隊門を史跡として永久に保存し、世界平和の願いを

こめ後世に語り継ぐものであります。

昭和六十年十二月八日建立  元隊員有志一同

 

海軍用地境界石

 

掩体壕

 

掩体壕

 

水上機スリップ跡

 

神風特攻隊

更新日:2011/02/13