玄 海
船越湾
福岡県志摩市
海軍航空隊玄海基地之跡の碑
碑文
此の地は太平洋戦争末期昭和二十年春第六三四海軍航空隊本隊玄海基地として開設され 前進基地と
して鹿児島県牛根村に桜島基地を置き 両基地より奄美大島古仁屋基地を中継基地として菊水作戦に
参加し 水上爆撃機瑞雲隊による沖縄周辺の敵艦船夜間攻撃を敢行すると共に 海軍航空史上初の零
式水上雷撃隊を編成し本土決戦に備えた 最大の秘匿海軍航空基地の跡である
此に歴史を後世に伝え平和日本の尊い礎となられた若き海鷲の鎮魂と 世界の恒久平和を祈念し此の
碑を建立する
平成15年 8月吉日
記念碑建立賛同者一同 第六三四海軍航空隊在隊者一同
水上機繋留ブイのアンカー
玄海基地が設置された船越湾
加世田平和祈念館
万世沖から引き揚げられた海軍零式三座偵察機
経緯
この機は第六三四海軍航空隊・偵察三◯二飛行隊の所属機で、昭和20年6月4日福岡の基地(玄海基地)
から沖縄方面の夜間索敵のため発進。帰途に敵機の追撃をうけ応戦し、燃料切れで吹上浜沖に不時着、塔
乗員3名は田布施海岸に泳ぎ着いた。
機体は平成 4年 8月に引き揚げられた。
万世沖から引き揚げられた海軍零式三座偵察機
万世沖から引き揚げられた海軍零式三座偵察機
更新日:2013/08/04