DIARY

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     100分で名著   8月6日 2014   

   僕は連続ドラマはなるべき観ないようにしている。
一度観てしまうと、
その次からその放映時間に縛られてしまうのが嫌だからである。
それでも
毎週みたい番組が「100分で名著」である。
連続ドラマではないが、
毎月、NHK教育テレビで
いわゆる名著と言われる読み物を
25分番組で4回にわたって解説してくれる。

退屈なときもあるが、
やはり名著といわれるだけの物が多く
多くの名著に触れることができて、
なおかつ簡単に理解できるので、ありがたい。

先月は「ファーブル昆虫記」だった。
今月からは、「アンネの日記」である。

  僕は物心(スケベ心?)がついた頃に、
「アンネの日記」を偶然見つけた。
その頃は、スケベ心満載で、
何でもいやらしいことに結びつけていた。
今のように情報は豊富ではなく、
「平凡パンチ」などは、
滅多に手にすることはできなかったし、
そんな本があることすら知らなかった時代である。
その頃は、
「スケベ心満載」の「満」を見ただけでも、
大騒ぎをしていたくらいである。

  そんなスケベ心満載の中学生が
「アンネの日記」を手にしたら・・・・、
何を考えているかは想像通りで、
「きっとアンネのナプキンが・・・・」と期待して
胸を膨らませて、目を皿のようにして
いやらしい記載を探した。
しかし、
読めども読めども、全くその気配はない。
「なんとつまらない本だ。」と放り出したのだった。
当然書いてある内容などは全く頭に入っていない。

  今回は、心穏やかに「アンネの日記」を鑑賞したいと思う。





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