DIARY
7月26日 2010
官制パニック とお願い
新型インフルエンザの時もそうだったけど、
今回の口蹄疫(FMD)でもやはりパニックになって
根本的な政策を間違えているように思えてしょうがない。
そもそも、
1.口蹄疫は人には感染しないし、
その肉や乳汁を摂取しても害はない。
2.牛や豚も、幼体は致死率が高いといわれるが、
成体ではFMDから殆どが回復する
3.非常に感染率が高く、
ハエなど昆虫も媒体になっている可能性が高い。
つまり、中途半端な隔離では感染の拡大は防ぐことは不可能
このような感染症を、
牛や豚を殺処分することで防ごうとすると、
ものすごく広い範囲で殺処分しないといけなくなる。
そのための費用や、損失は莫大なものである。
多くの家畜の命を奪うことになり、経済的な損失だけでなく、
家畜を飼っている農家の人達の心の痛みも想像にあまりある。
僕は家畜のことはわからないが、
小火で済ますことができる内に、
初期対応で、殺処分をすることは否定しないけど、
いったん広がってしまったFMDを、
ここまで広範囲の家畜の殺処分で対応することは
どう考えても間違っているとしか思えない。
いっそ、そのまま放置して、感染が広がりきってしまえば
すべての家畜に免疫ができて
良いことなのではないかとさえ思う。
いずれにしても、感染は必ず終息するのである。
1951から52年に起こったカナダの事例と、
1967年での英国の事例を比較した研究がある。
いずれも起こった時は既にある程度流行していたという共通点がある。
カナダはそのまま自然治癒を待ち、
イギリスでは殺処分にした。
結局、「どちらが良かったのかを結論付けるのは困難だ。」
という考察に落ち着いている。
ウイルスの流行は必ず終息する。
対策の基本は、
いかに早く、多方面での損失を少なく、その流行を抑えることにある。
はたして、今後カナダとイギリスでまたFMDが発生するのか?
そして、そうなったときに、その広がりはどのように違うのか?
自然が結論を出してくれるだろう。
カナダには大流行は起こらないかもしれない。
またしても、寄付のお願い。
以下は、MRIC by 医療ガバナンス学会のメールより抜粋です。
届けたいのは希望です。
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NEWS
キルギス紛争被災者への緊急支援のお願い
ご承知のようにキルギス共和国では、
4月の政権交代闘争とこれに続く6月の南部における民族衝突により、
残念ながら多くの被災者(死者および難民)が出ました。
6月27日に至り、
漸く国民投票で改定憲法の採択と臨時大統領の信任が行われました。
4月に成立した「在日キルギス人協会」では、
「日本キルギス交流協会」の支援を得ながら、
ささやかであっても具体的な行動を以て
日本から被災者関係者に
情勢安定の期待と激励のエールを送りたいと考えます。
早速ながら、
被災者の医療活動、被害者視点の学用品供与等の
支援を想定した募金活動を行います。
もとより、貧者の一打的な活動にすぎませんが、
私たちの思いをお汲み取りいただき、
是非支援活動にご参加いただきますようお願い申し上げます。
*通信欄にMRICとお手数ですがお入れください
○在日キルギス人協会
代表 サマコワ・イバラット
アセーリ・ナザルマンベトワ
○日本・キルギス交流協会
理事長 田中 哲二(キルギス共和国大統領経済顧問)
理事 中島 利博(キルギス共和国医療顧問)
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キルギス被害者緊急支援申し込み
氏 名:
所 属: (団体・企業等差し支えない範囲で)
住 所:
電 話:
E-maill:
金 額: ( )1口3千円
振込先:三井住友銀行東京営業部 普通 8138507 日本キルギス交流協会
申込書送付先:(下記の何れか)
郵送:〒275-0024 千葉県習志野市茜浜2丁目8番1号 東洋??????????株式会社経営統括本部着付
日本キルギス交流協会 事務局長 渡辺 博
FAX: 047−454−1160
E-mail: watanab-h@ga.toyo-eng.co.jp
◆シルクロードの国「キルギス」紛争被災者支援キャンペーン◆
《 日本・キルギス交流協会広報 》
パンドラの箱を開けてしまったキルギス
平和であったキルギスは、不幸にして紛争というパンドラの箱を開けてしまいました。
そこから飛び出したのは、悲嘆、病気、欠乏、憎しみ、嫉み、犯罪などです。
だれがパンドラの箱を開けたのか? だれのせいなのか?
原因や責任など詮索すればきりがないほど複雑であることは、
頻発している世界の不幸と同じです。
しかし、詮索をしているいとまもなく、数多くの人々が日々命を失い、
生きる機会を得られずに死を待っているほかないのです。
わたしたちが、いまできることはなんでしょうか?
キルギスに広がった不幸を私たちは解決できるのか?
それには国連、赤十字など大きな機関による支援が行われる必要があります。
しかし大きな機関が動くには、時間が掛かります。
でも、現実の不幸に手をこまねいているわけにはいきません。
わたしたちが集められる募金の多寡はどうあれ、
この募金が犠牲者たちの命をわずかでも長らえさせることができれば、
明日への命の期待を防ぐことができるでしょう。
残念ながら市民レベルの力はとても微力でしょう。
おそらくわたしたちができること、
それはお金であるよりは、お金を通じて感じ取ってもらえる「想い」であり、
日本の多くの人が手をさしのべているという
国境を越えた「つながり」の「実感」ではないでしょうか?
パンドラの箱に最後に残ったもの、
それは希望であり、平和への予兆でもありました。
不幸の中にあって、孤独に生きるのではなく、
多くの人に支えられていくことから生まれる明日への希望、そして期待・・・
ささやかな義援金であろうとも、
それは絶望のなかにいる人々の心に希望の灯をともすことができる、
わたしたちはそう確信して募金運動に取り組みます。
そしてお届けしたいのは、生きることへの「希望」。
しかも一刻も早く、必要とされている人々にお届けしたいのです。
みなさまの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。
平成22年7月
田中 哲二 (日本・キルギス交流協会理事長/キルギス国大統領経済顧問)
中島 利博 (シルクロードの子ども達の未来を考える会会長/キルギス国医療顧問)
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7月 12日 2010
どうにも鼻持ちならん!
HPで他人の悪口を書くのはとても嫌なのだけど、
どうにも鼻持ちならない。
それは、テレビのコマーシャルである。
最近は、
消費者金融のCMは、ずいぶんなりを潜めて控えめになってきた。
それに代わって、
悪徳金融業者から、払いすぎた利子を取り返す業者のCMがふえた。
もっとも、
これだけのCM放映料を払えるだけのもうけがあるのであれば
相当儲かっているのだろう。
きっと、取り返したお金のほとんどが業者の懐に入って、
その代わりに借金したヒトの債務が無くなるという構図だろうか。
正義の味方ぶって金儲けする嫌みな商売なようにも思える。
まぁ、それでも、
助かる人がいるのなら、それはそれで良いと思う。
鼻持ちならないのは、
「パチンコ屋」あるいは「パチンコ製造業者」のCMである。
下品で、いやみで品格のかけらもない。
それなのに、最近やたらと多い。
パチンコ中毒になって、その結果、
家庭崩壊にあった患者を何人か見ているだけに
このたぐいのCMを見たり聞いたりするたびにむかっ腹が立つ。
そんな人達の生活を踏み台にして金儲けした産業である。
もっとも、いくら広告収入が減少しているからといえ
それをありがたがって放映するTV会社のアイデンティティーも
情けないものだと思う。
まぁ、メディアなんてこんなものだろうから、
もともと期待はしていないけど・・・。
そういうたぐいのCMに出演する芸能人の品格を疑ってしまうのは
僕だけだろうか?
すくなくとも僕は、
金融業者やパチンコのCMに出演する芸能人は
どんなに有名であっても、
金のためにアイデンティティーを捨て去った
三流以下のゲス芸人と評価している。