DIARY

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    6月 7日     2010
    
天草トライアスロン
    先月30日は天草トライアスロンに出場した。
強行スケジュールで土曜日の昼まで仕事をして、
夕方4時過ぎの飛行機で関空を出発して、
福岡で2時間あまりのトランジットで
天草に夜の8時に着くというものである。
トライアスロンはだいたいは、前日に競技説明会があり、
その時に、バイクやヘルメットのチェックも受けることになっている。
夜の8時では、その説明会は終了している。
それでも、スタッフは待っていてくれるということなので
出場できた訳である。
といっても、夜の8時に空港に着くのであって、
そこからタクシーでホテルに急いで、
チェックインもそこそこに、自転車を組み立てなければいけない。
自転車は、あらかじめ段ボールに入れて送っておいた。
タイヤとはハンドルは、本体から外さないと入らない。
タイヤの空気もある程度抜いておく必要があった。
慌ててハンドルとタイヤを取り付けて、
タイヤに空気を入れる必要があった。
競技用の自転車の空気圧は、タイヤによるが
今回のタイヤでは10気圧の空気圧が必要である。
(自動車のタイヤの空気圧はせいぜい2.5気圧くらい)
手押しポンプで入れるのだが、けっこう大変な作業である。
待ってもらっているので、焦りまくりで作業を済ませて
天草市民センターに(無灯火のバイクで)駆けさんじた。

     大会のスタートは午前9時20分であるが、
トランジットゾーンの立ち入りは午前7時半に締め切られる。
ということは、
バイクだけでなくその他諸々の準備を
すべてそれまでに済ませておく必要がある。

     当日は朝5時半に起床して、
早々に朝食を済ませて、準備をする必要がある。
天草の夜の街は、
ホテルの向かいのコンビニで水類を買っただけで、
後はまったく何も知らない。
夕食は、福岡空港で済ませておいた。

     それにしても、7時半から9時20分まで
スイムの格好(ウェットスーツ)で、
することもなく過ごすというのも、何とも間抜けな話である。
・・・・と、ぼんやりしていて、
はっと気がつくと、自分のスタートの1分前になっていた。
スタートはウェーブ方式で、3分間隔のスタートである。
第1ウェーブは女性と60才以上
第2ウェーブは、55-59才のグループ(水色キャップ)である。
慌てて、スタートラインに着くと、すぐにスタートになった。
ちょっと心も体も準備していないまま、
いきなり海に飛び込む羽目に・・・。
水温は20度とのことで、水はひんやりしているが、
体を動かしているので、寒さは感じない。
作戦では、
「スタートでダッシュして、
 早いヒトを見つけて、そのすぐ後ろを楽して泳ぐ」
というモノだったが、そばに早そうなヒトが見あたらない。
しかも、水の透明度が悪く、
誰かの後ろを、その足や泡を目指して泳ぐのは無理なようであった。
しょうがないので、自力でがんばって泳ぐことにした。
コースは湾内から沖に向かって、片道約350mを2往復である。
湾内は比較的波もなく穏やかであったが、
沖に出て行くにつれて、
波が高くなり、しかも潮の流れがアゲンストで、
一番沖のブイまでの100mはかなりきつかった。
1往復すると前には2人くらいしか水色のキャップはいなくなっていた。
(エイジでは上位が目指せそうな・・・。)
スイムが終わっても、1-2人しか前に水色キャップの人はいない。
バイクラックに行くと(バイクも同じグループゼッケン順になっている)
まだ1人しかバイクに乗るための準備をしていない。
ウェットスーツとキャップを脱いで、
ヘルメットをつけてバイクシューズを履いたら、
バイクを押して、バイクのスタートラインまでいって、バイクスタートである。
時間がもったいないので手袋はつけない。
バイクは20kmの海岸沿いのコースを1往復である。
スタート直後から登りがあるが、あまり気にならない。
しかし、ハンドルがおかしい!
前日に慌てて取り付けたハンドルは、
タイヤがまっすぐに向いた状態では
ハンドルは少し右に向いている。
だけど、今さら直している時間はない。
少しハンドルを右向きにして走り続けた。
行きは快調に飛ばせた。
平均時速40km/hをクリアーできるペースであった。
「これは調子が良い!」
と思っていたが、
大きな勘違いであることが、Uターンしてわかった。
なんのことはない、行きは追い風だったのだ。
ということは・・・・、帰りは向かい風。
いっきにスピードダウン。
それでも、そこそこの順位は維持してバイクは終了。
周囲のバイクラックには、まだ1-2台しかバイクは乗っていない。
(後でわかったが、1台は途中棄権した人のものだった。)
しかし、結構バイクで足を使った感じがある。
ランに入る前に、とりあえず、座って靴下をはいて、ゆっくり靴を履いた。
(この間に数人に抜かれた。)
走り出すと、何とか走れそうである。
それでも、はじめはスピードを上げないで、
12km/hを保ってペース走を心がけた。
後半の6kmあたりから、足が慣れてスピードを上げる予定であった。
しかし、ランの途中に廣瀬公園を通るコースがあって、
その公園は丘の上にある。
かなりの急勾配で、ここで一気に足に来てしまった。
登り切った後の足の回復が、今ひとつで、
後半は楽になってスピードを上げる予定だったが、
楽にならない。
バテバテでゴール。

結果、悪くはないが、目標の2時間半は切れなかった。
タイムは、2時間36分32秒、全体では119位、エイジでは6位
まぁ、こんなもんか・・・。

2時間半まであと6分32秒。
コンディションしだいだが、スイムで1分は短縮できそう。
ランでも、足が残っていれば、2分くらいは早く走れそうだ。
バイクは・・・、がんばれば3分くらいは短縮できるかもしれない。
あと、トランジットでも1分くらいは早くなるだろう。

だけど、これを全部したら、
やっぱり最後のランで、足が残ってないような気がする。





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