DIARY
5月19日 2010
キットカット解禁と子宮頚癌予防ワクチン公費助成の署名お願い
3月23日にお願いしたネットメッセージのお礼が届いた。
ご協力をいただき、ありがとうございました。
以下はお礼のメールのコピーです。
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ネスレ本社が熱帯雨林とオランウータン保護を約束!!!
みなさまの声がネスレ本社を動かしました!
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こんにちは、グリーンピース・ジャパンの高田です。
みなさまのおかげで成果をだすことができました!
世界中からネスレ本社に届いたメッセージのおかげで、インドネシアの熱帯雨林
の保護が大きく前進しました!
2ヵ月で、
34 カ国から、
30万通以上のメッセージ。
150万回視聴されたビデオ。
↓↓ その結果 ↓↓
5月17日、 世界最大の食品・飲料会社ネスレ本社は、熱帯雨林を破壊してつくら
れた製品の使用中止を発表しました!
しかも、消費者と向き合う企業としてはもっとも包括的なパーム油などの調達指
針を掲げ、熱帯雨林とオランウータン たちの保護をすすめる画期的な方針を打
ち出しました。
同社は、森林破壊につながる農場やリスクの高いプラン テーションを所有または
運営する企業を、自社のサプライチェーンから除外するという新方針を発表。シ
ナール・マス社 (森林破壊の常習犯としてもっとも悪名高いインドネシアのパー
ム油・パルプ製紙企業)などの企業もこの方針の対象となります。
みなさまからのご参加がなければ、達成できなかった成果です。
世界中の声が集まれば、困難なことも変えることができる ――本当にそうだなぁ
と感動し、国境を越えてすばやく連携して動けるグリーンピースの強みを実感し
ました。
2 カ月にわたってこのキャンペーンをサポートしてくださり、どうもありがとう
ございます。みなさまがネスレ本社にメッセージを送ったり、ツイッターでつぶ
やいたり、お知り合いに広めてくださったりしたおかげで、すばらしい成果を達
成することができました!
グリーンピースは、ネスレ本社が打ち出した画期的な指針が確実に実行されるよ
う見守っていきます。みな さま、これからもどうぞよろしくお願いします。
★ ネスレの発表について詳細はこちら
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/forests/nestle/?cyber
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これで、大きな顔をしてキットカットが食べられそう。
それと、もう一つネット署名のお願い
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子宮頸がん予防ワクチンを公費助成で:署名のお願い
子宮頸がん予防ワクチン推進実行委員会 共同発起人
女優 仁科亜季子
財団法人癌研究会 顧問 土屋了介
当会ホームページで電子署名を募集しております
http://hpv.umin.jp/
子宮頸がん予防ワクチン推進実行委員会では、
ワクチンの公費助成を求め、署名活動を行って参りました。
2010年2月の署名開始後、14000名弱の署名を頂きました。
この場を借りて御礼申し上げます。
5月末に募集を一旦締め切り、ご署名を厚生労働大臣宛に提出し、
来年度の予算計上を求めていく予定でございます。
何卒、さらなる皆様のご協力をお願いしたく存じます。
子宮頸がんは20-30代の女性で増加しており、
日本で年間約15000名が発症、3500名がお亡くなりになっています。
子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染により
発症することが証明されており、
またワクチン接種と定期検診により積極的な予防が可能です。
本邦では諸外国に遅れること3年、
2009年10月に子宮頸がんワクチンの使用が承認されました。
しかしながら、国の公費助成は行われておらず、
その制度確立の見通しもたっておりません。
欧米を中心とする殆どの先進国では、
国のワクチン政策として、すでに12歳前後の女児に対して、
子宮頸がん予防ワクチン接種の公費助成がなされています。
(http://hpv.umin.jp/img/fig1.jpg)。
我が国の子宮頸がん検診率は20-30%であり
諸外国に比べ極端に低いこととも併せ、
ワクチン後進国の我が国の対応は急務です。
予防ワクチンは3回の接種に合計約5万円前後の費用が必要となり、
小中学生のお子さんをもつご家族には大きな負担です。
このため本年4月から
一部の地方自治体は独自に公費助成を開始しています。
しかし助成方針を決定した地方自治体は、
全国1747自治体のうち40自治体強に留まっています
(http://hpv.umin.jp/img/fig2.jpg)。
財政状況にも差があり、広く公平な接種は実現していません。
自治体別の接種率格差が、
将来的に子宮頸がんの発症率・死亡率の格差につながることが危惧されます。
国民皆保険制度が確立し、
国民が一律に高いレベルの医療を受けられていた我が国でも、
健康格差が生じつつあるのです。
当実行委員会では、署名募集活動を通じて、
個人の負担を軽減し、ワクチンギャップを解消するための、
政府による公費助成の実現を求めております。
ワクチンに副反応があることも事実ですので、
本人はもちろんのことご両親に対しても正確な情報を提供し、
本人が納得した上でワクチン接種を受けていただく。
そのような対話の場も大事にしていきます。
未来を担う、若い世代の命を救うために。
子宮頸がん予防ワクチンはわれわれができるプレゼントです。
予防ワクチンの公費助成に向け、
署名活動へのご協力をよろしくお願い申し上げます。
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5月18日 2010
やっぱり飲んだらあかん?
昨年も同じ内容の記載をしたと思うが・・・。
今日はさらに「飲んだらあかん」理論が出てきた。
昨年10月に
世界保健機構(WHO)の下部組織である
国際癌研究機関の会合が行われた。
今回の会で、アセトアルデヒドが、
食道・頭頚部癌のもっとも明らかな癌の原因物質
であることがはじめて認定された。
(ClassTの発癌物質)
アセトアルデヒドは、アルコールを飲んで
アルコールが体内で代謝される際に発生する物質である。
ヒトの体内での代謝産物が発癌物質と認定されたのは
これが初めてのことである。
ヒトの体内では、
エタノールは、
主に肝臓のミトコンドリアで
アルコール脱水素酵素(ADH)により
アセトアルデヒドに代謝される。
さらに、
アセトアルデヒドは
アルデヒド脱水素酵素(ALDH)によって
酢酸に代謝される。
このALDHの中で、
ALDH2という酵素が主にアセトアルデヒドを除去する。
ALDH2の活性は遺伝によって
ALDH2活性型
ALDH2低活性型
ALDH2不活性型 以上の3つに分類される。
日本人の約半数は、ALDH2低活性型かALDH2不活性型である。
ALDH2活性型のヒトは、活性型遺伝子が2つある。
このタイプのヒトの飲酒後のアセトアルデヒド血中濃度を1とすると、
ALDH2低活性型のヒトは、
(活性型遺伝子と不活性型遺伝子をそれぞれ1つずつ持っている。)
飲酒後のアセトアルデヒド血中濃度はその6倍である。
さらに、
ALDH2不活性型のヒトは、
(不活性型遺伝子を2つ持っている。)
飲酒後のアセトアルデヒド血中濃度はその19倍である。
ALDH2低活性型のヒトは、
飲酒により顔面紅潮や動悸などが起こる。
しかし、飲酒を繰り返すうちにある程度お酒が飲めるようになる。
このタイプのヒトがアルコール摂取を繰り返していると
食道がんになりやすいことが明らかになってきた。
ちなみに
ALDH2不活性型のヒトは極端にお酒に弱いので
ほとんどお酒が飲めないから心配はまず無い。
ALDH2活性型のヒトで、
日本酒換算で1日1合を飲酒したときの
食道がんのリスクを1とした場合、
2合の飲酒で5倍
3合の飲酒で10倍のリスクになる。
それでは、
ALDH2低活性型のヒトではどうなるかというと
1合の飲酒で5倍
2合で50倍
3合で80倍となる。
僕はアルコールを飲むとすぐに真っ赤になる。
「あまりお酒は強くない。」という人と較べても
もっと弱い。
ひょっとしたらALDH2低活性型ではなくて
不活性型なのかもしれない。
だけど、「お好き」なので困ったモノだ。