DIARY

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      2月22日    2010
      
河内長野マラソン
      昨日は河内長野マラソンに出場した。
去年に続き2回目である。
すでに、コースは何度か走って熟知している。

マラソン大会と名がつくレースに出たのは、これで2回目である。
ということは、河内長野マラソンに2回出ただけということである。

      寒いのは苦手なので、
今年は行くのが嫌な気分になっていたが、
運良く、昨日から暖かくなった。
日差しはポカポカして暖かい。
しかし、空気は冷たくて、ランニングにはちょうど良い気候である。
しかし、喘息持ちの僕には、少し辛かった。
冷たい空気の中を走ると喘息が出るからである。

スタートは、早く走れる人から順に前から、自主申告で並ぶ。
去年は後ろのほうに並んだら、なかなか前に行けなかった。
おおざっぱに、1時間40分を切れそうなグループと
それ以上かかりそうなグループに分かれているのであるが、
今年は1時間40分を目指すグループに入った。
しかし、スタートからペースはゆっくりで、
このペースでは絶対に1時間40分は切れないペースである。
時速11km台である。
はじめは、あまり飛ばさない方が良いのはわかっていたが、
それでも、いつまで経ってもペースは上がらない。
しょうがないので人混みを分けて抜いていこうと思ったが、
ふと我が身を検証してみると、
ゆっくりのペースなのに息が上がっている。
空気が冷たくて、軽い喘息が出ているようである。
痰もいっぱいわいてきて息をするのに邪魔である。
今日は調子が悪そうである。
しばらくは、このままからだがぬくもって、
運動する状態に慣れるのを待つ方が良さそうである。
そういえば、普段の練習の時も
6kmくらいから足が動いて息も楽になってくる。
高向を過ぎる頃までは、ペースを無理に上げないで
ほどほどのペースを保って走った。
高向を過ぎると、日野にさしかかるが、
このあたりから、登りの傾斜が急になる。
ペースは上がるどころか下げざるを得ない。
それでも、あまりスピードが下がらないように
がんばって登りをこなす。
がんばっている最中に、左足に何かひものようなものが当たる。
そういえば、右足の靴がやけに緩い。
・・・・・、ほどけないようにしっかり結んだはずの靴紐が
解けている。
しょうがないので、道の端に寄って結び直す。
せっかくペースが出てきたところなのに・・・。
ひとしきり登った頃には、
呼吸も楽になって足もそこそこ動くようになった。
しかし、そう思ったのもつかの間、
次はダムに登る勾配のある登りである。
これを登り切れば、後はゴール手前の登りまで
きつい登りはない。
我慢してこなすと、トンネルを抜けて平坦な道になる。
もうすぐ、10km、そしてすぐに折り返し地点である。
沿道では小学生の一団が太鼓や楽器で応援をしてくれていた。
多くの子供達が手を出してくれている。
このタッチがまた、元気の源になる。
キット手を伝ってエネルギーが注入されるのだろう。
本当にそう感じるくらい元気が出る。
タッチで元気をもらうとすぐに折り返しである。

折り返すと、補給場でドリンクをもらう。
飲むと、トイレに行きたくなるのだが、
飲まないと脱水になるので、飲むしかない。
エネルギーに関しては、
このくらいの距離のランでは、ハンガーノックの心配はなさそうである。

折り返してからの下りは、結構飛ばす。
膝を痛める心配があるので、
CWXというサポーター機能のついたタイルをはいている。
何とか膝は持ちそうである。
しかし、着地の衝撃を受け止め続けた筋肉が
果たして、下り終わってからのランで悲鳴を上げないか?
心配でもある。
しかし、ここで飛ばさないと、
前半と登りの時のゆっくりペースを取り返すことは難しくなる。
下りはあっという間に終わる。
高向の集落に入るところ(残り5km地点)に
電光掲示板があって途中タイムが表示されている。
1時間23分くらいだったと思う。
後5kmだと時速12kmで25分かかるから
ゴール予測タイムは1時間48分である。
目標の1時間40分はかなり無理な状況である。
もう少しスピードを上げられるだろうか?

高向にもほどほどの登り坂が続く区間があるが、
それほどスピードは落ちないで走ることができた。
このあたりを13km/h以上で走っている。
下りの時からずっと前にいて
良いペースで走ってくれていた若い人も、
いつの間にか抜いていた。
普段の練習の時には、
しんどくなってすぐにやめてしまうスピードなのだが、
さすがに、レースの時はアドレナリンが出ているのだろう。
ゴールも近いので何とかがんばれそうである。
後は、残り1kmを過ぎたところにある200mくらいの距離の登りである。
案の定、きつい。
横を走っていた若い人に沿道から応援があったが、
彼の返事は「きついぃ!」であった。
そのきつい登りも何とかしのいで、
後は平坦な道をゴールに向かってひたすら駆け抜けた。
ゴールは1時間45分10秒。
目標の1時間40分は切れなかったが、それなりに満足の結果であった。
今回の目標は平均12km/hでハーフを走りきることだったが、
残念! 
 ・・・・・と思っていたのだが、
考えてみたら、ハーフマラソンは21.1kmである。
僕はずっと20kmで計算していた。
1km多いのだから5分多くても良かったのである。
結局、何とか目標はクリアーしていた。
一安心というところである。




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