DIARY
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2月25日 2009
アイアンマンへの道(その2)
1ヶ月早い菜種梅雨のため、
連日の雨でついつい練習がおろそかになっている。
2月15日の河内長野マラソンでは、
無事に目標の1時間50分をきって、1時間48分でゴール出来た。
つくづくアドレナリンの作用は偉大だと思った。
滝畑までの坂道を登って降りたら、
足が動かなくなるだろうと思っていたのに、
後半になっても、足は動いてくれた。
それにしても、トップの方の人たちはめちゃ早い!!!
まるで、
400mを全力で走るような勢いで走っていたのが
印象的であった。
あそこまでがんばって走らないと、
あのタイムは出ないということなのだと思い知らされた。
我が身を振り返ってみたら、
レース中にあんなに息を切らして走ってはいない。
だけど、
根性がないのであんなにがんばって走り続ける自信はない。
というか、絶対に無理だとも思った。
まぁ、とにかくは次の3月1日の篠山マラソンを
無事に完走することに主眼を置くことにしよう。
・・・・ってもうすぐだけど、雨でこの数日まったく走っていない。
だいじょうぶかなぁ?
生まれて初めてのフルマラソンレースチャレンジである。
練習では2回ほど走ったけど、
30kmから足が動かなくなって一気にペースダウンした。
とりあえず、完走することが最低目標である。
願わくば、サブ4達成が目標であるが、どうなることやら・・・。
そういえば、
その前日に東京から友達が来るので
一緒に飲む約束をしている。
深酒をしないように気をつけないと・・・。
そして、朝バスに乗り遅れないようにしないと・・・。
とにかく、
せめて明日はランニング練習をしよう!
ひょっとしたら、
今週のランニング練習は明日1日だけになりそう。
2月20日 2009
コーヒー好きには良い知らせ
元々、コーヒーを飲むヒトは
パーキンソン病になりにくいとか
肝癌になりにくいというデーターはあった。
今回はさらに、
脳卒中の予防にもなるというデーターが出てきた。
もっとも、
女性で非喫煙者という条件がつくが・・・。
しかも4杯/日以上飲むというレベルでだが・・・。
その内容は
1980年の解析開始時に
脳卒中,冠動脈疾患,糖尿病またはがん
の既往を有さなかった女性8万3,076例を対象に
1980〜2004年の間,
2〜4年ごとに食事の摂取状況を質問票で記録した。
24年に及ぶ追跡期間中の脳卒中発生数は2,280件で
出血性が426件,虚血性が1,224件,630件は不明であった。
その結果は,
コーヒー摂取量で「ほとんど飲まないヒト」に比べた
脳卒中発症の相対リスクは、
1杯/月〜4杯/週で0.98(95%信頼区間0.84〜1.15),
5〜7杯/週では0.88(同0.77〜1.02),
2〜3杯/日では0.81(同0.70〜0.95),
4杯以上/日では0.80(同0.64〜0.98)であった(トレンドP=0.003)。
さらに,
非喫煙者ではこの効果が最も高かった。
喫煙歴がない,または禁煙した女性では,
4杯以上/日のコーヒー摂取量の場合
脳卒中リスクが43%も低下した(RR 0.57,0.39〜0.84,トレンドP=0.001)。
一方,喫煙女性では,4杯以上/日のコーヒー摂取でも
脳卒中のリスク低下率はわずか3%であった。
(RR 0.97,0.63〜1.48,トレンドP=0.85)。
さらに,
高血圧や糖尿病,高コレステロール血症の場合にも,
コーヒー摂取による効果は消失した。
この効果はカフェインによるものとは考えにくい。
紅茶やカフェインを含有したソフトドリンクを摂取した対象者では,
こうした脳卒中リスクの低下は認められなかったからである。
また,
カフェイン抜きのコーヒーでも,
脳卒中リスクの低下傾向が認められた。
どうして、女性に限るのかというと、
Nurses' Health Studyの解析結果だからである。
主に看護師さんを対象に調べられたデーターだからである。
男性に関する研究では、
1日8杯以上のコーヒーを摂取する喫煙男性では,
摂取しない喫煙男性に比較して
脳梗塞リスクが23%低下したという報告があった。
そして、
この効果は紅茶を1日2杯以上摂取した喫煙男性にも認められた。
ということであったが、
8杯/日もコーヒーを飲んだら、おしっこ行きまくりになってしまう!
(4杯でも相当なものだが・・・。)
でも、いずれにしても、
コーヒー好きにはありがたいことだ。
2月13日 2009
アルツハイマー病は糖尿病?
我々日本人の多くは、
「死に方は選べないけど、
出来れば、『痴呆』と『脳卒中になって長く患う』のは避けたい。」
と思っているようである。
しかし、認知症は近年増加傾向にある。
「ヒトが長生きになれば、当然、認知症も増える。」
と単純に考えていたが、どうやらそうでもないようである。
従来は、
65才以上の人口に占める認知症の有病率は
日本でも欧米でも4〜7%であった。
近年は、
2000年度の大山町の調査で7.3%
利根プロジェクトでは10%という報告がなされている。
ただ単に老人の人口が増えただけなのだろうか?
ここに、
「アルツハイマー病は糖尿病の一つの症状である。」
という考え方がある。
糖尿病予備軍の数の増大と
アルツハイマー病の有病率の増加は
無関係ではないかもしれない。
最近、
「インスリン感受性は加齢とともに低下し、
このことが
アルツハイマー病の新たな危険因子となる。」
という研究報告がなされた。
この研究では、
「インスリンおよび
ロシグリタゾン(インスリン抵抗性改善薬)が、
脳の海馬(最初に記憶をとどめる部位)から採取したニューロンを、
アミロイドβ由来拡散性リガンド(ADDL)から保護する。」
ということが明らかにされた。
(ADDLは、記憶を形成するシナプスを攻撃、阻害し、
記憶低下を引き起こすことで知られる蛋白で、
アルツハイマー病に関与していることがわかっている。)
少し前にも、この日記で
「血糖の上昇が、海馬に悪影響を及ぼす。」と書いていたが
そのこととも符合する。
おやつを食べる習慣や、運動不足は
現代病として片付けられるモノではないようである。
アルツハイマー病になりたくなければ、
昔からいわれている「養生訓」を守ることである。
おまけ
そういえば、こんな報告もあった。
「毎日1個以上,卵を食べている人は
2型糖尿病になるリスクが58〜77%高い」
卵大好き人間の僕としてはとても悲しい報告である。
どうしてそうなるのかは、
今のところ分かっていないが、
とにかくそういうことが分かっている以上は
毎日卵を食べるのは、避けておいた方が良いようだ。
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