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市長・議員・環境課職員・平塚市役所役職者の皆さんへ
資源ゴミ回収自治会当番の仕事を体験しませんか?


小林



 ペットボトルの問題を調べるために平塚市の環境政策課、管理課、業務課に取材に訪れたところ、職員の方々から、ペットボトルの回収費用が自治体負担は問題だが回収システムは直営なのでコスト面その他は考えていないというお話を伺いました。
 ところが私の住む古真土北の自治会では、今年の古真土北自治会長の選出が困難を極めた言う回覧版が最近まわって来ました。結局地域でいくつもの会に参加されている方が兼任されることになりました。地区の自治会長のなり手がいなかった原因を特定することはできませんが、原因としての仕事量の多さがあったのではないでしょうか。地区の自治会長は毎週の資源ごみまたは不燃ごみの回収日に、地域の当番の方と朝7時から8時まで協力して分別しなければなりません。私は、毎年1回の当番でいつも資源ごみの日に当ります。昨年までは、子ども会として夏休みにもごみ当番をしました。資源ごみの回収当番は、ルールを守らない汚らしく出されたごみをビンや空き缶など決められたコンテナに分けます。量によってかかる時間は変わりますが、主婦にとって朝の約40分は年に1回でもつらいものがあります。まして地区の自治会長は毎週なので大変だろうなあと想像していました。
 また別の問題として、ごみの回収費用は税金で賄われていますが妥当かという問題があります。ペットボトルは市民全員が消費するものではありません。大半が嗜好品の清涼飲料です。ごみを減らそうと言う努力をしている市民と全くそうしたことを考えずにペットボトルを出しつづける生活習慣をしている人がいます。さらにペットボトルは逆有償となり、市がお金を払って業者に引き取ってもらっています。ごみを出さない努力をしている人に、そうしたことを考えないで生活している人のごみ回収に伴う費用を負担させるのは不公平です。
そうした理由から、市の環境に関る人々にこの実態を知ってもらい、市民と直に話をし平塚市のごみ問題を考えるきっかけ作りをしたいと考えこの企画を考えました。略して「市長、資源ごみ回収当番をしませんか!企画」に賛同頂ける方は、小林までご連絡ください。賛同者が10人位になったら会合を開いて、準備しようと考えています。実際に体験してもらい、それに関連させて平塚市のごみを考えるシンポジウムを開けたらいいなあと考えています。それに、市長は環境基本計画の重点施策に協働を掲げていますから、ぜひとも率先して実行していただきたいものです。
 他にも4月から実施される家電リサイクル法については、関係者の間では不法投棄ごみが増えると予測されています。また、県では廃棄物処理計画の策定や広域処理計画に向けて話し合いが始っています。平成19年までに、平塚市も結論を出さなければならないのですが、広域処理計画には多くの問題があります。ダイオキシン対策として広域処理計画にはガス化溶融炉が一案として考えられていますが、安全性は実証されていませんし循環基本法の理念にも反します。
 これらのことを考え合わせると、今年はこれからのごみ問題を左右する大切な年と言えるでしょう。子ども達に禍根を残さない環境を残すにはどうしたらよいのか、一緒に考えましょう。

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