いのちの本質を問いかける no13

地球 その自然の営みの前に 人口及ばぬ


石井



 今年5月「湘南西ブロックごみ処理広域化実現可能性調査 中間報告」が発表されたが、ゴミ処理広域化計画は、ゴミで汚す生活環境に対して、それを除く為のものであろうか、経済目的に向けてのものなのであろうか。ゴミの一括集中で、自分の出すゴミの行方を知らぬ人を増やし、又大型化することにより、環境保全への効果が未達成の時の負荷の大きさ思う。
 当市はこの国是に対し協議中との中で、自然からのシッペ返しのない策を打ち出して欲しいと願う。
 清水の宝庫地にゴミを集む、処分場稼動期から起きた自然からのシッペ返しのような様を繰り返さないようにと。昭和47年(1972年)下水上一般廃棄物最終処分場が建設され、昭和59年遠藤原一般廃棄物最終処分場が建設された。私は、平塚市全市民のゴミを集める廃棄物最終処分場設置地域に居て、昭和の後半(1980年代)を境に、人(己)が出すゴミで自らの健康を損ね、生物の多くが減少し生態系が乱れに乱れた事にふれます。
 その様子を表で紹介します。
 

月日 対象 症状
昭和59年(1984年)4月29日遠藤原最終処分場から水を抱え込む 座禅川で魚が大量死。他、生き物皆無
5月1日水面に油っぽいものが浮き薄茶灰色に
12月飼猫・後足(左)を歩く時使わなくなる。
昭和60年(1985年)2月前足も使い難くなる。
2月井戸水蛇口の廻りに沿って、シャボン玉形にふくらむ。4〜5cm長さに
6月魚大量死
8〜10月井戸水風呂に張った水面にギラッと鉛色のようなものが多数
家族全員(4人)顔が痒い
昭和61年(1986年)2月私。両肩甲骨強痛
近隣の井戸水使用者50歳以上の女の人全員が足、腰痛を言う。
4月藻が生えない
跛の足が入れ替わる
私。左足の甲が大きくふくらみ上がり、ふくらはぎに5×3.5cmの内出血形症状。
両足のももに直径5mm、3mmの赤斑点が20数個と1mm以下が無数
5月青黒色の水面
私。手足にふるえ、しびれ、足も軽く
6月魚大量死。岸辺に狐茶色の油形のものが
井戸水風呂水面に湯垢が見えなくなった
私。指先、皮膚炎症
川底のぬめりがなくなる
水の色が薄茶、灰、黒色
井戸水注ぎ置いた茶が変色
井戸水入浴時、ねばりを感じる
井戸水入浴前の風呂湯を洗面器に保存
7月水にふれると痒い
井戸水新しくした布巾がすぐ黒茶色になる
井戸水洗濯物が赤紫色になる
井戸水御飯、まな板が赤紫色になる
井戸水給湯器蛇口からの湯が臭う
井戸水桶に受ける水の水面が灰濁色に、近所の人が かけこんで来て「水が色づいちゃったね」という。他一人の人が「水面が灰色になっ て見えるけど、飲んで平気かね」と言う。
井戸水ゆすぎ専用の洗濯機に保留しておく水底に (一晩たった)黒色の微粒子が、三角垂形に底辺6〜7mm高さ1cm強位の数10個立っている。
井戸水茶の変色が進む
私。身体がガクガクして歩行がし難い。地面が足元をとらえてくれない
私。全身掻痒、右横腹部、幅広く出血
私。蚊に食われた所が化膿
私。青黒い内出血が所々に
私。増え広がる内出血症状
私。頭痛。全身不快感。均衡感不備
私。手足、肋骨痛む
私。手が肩から上に持ち上がらない
私。発汗作用減少
私。夏掛け布団が肩まで引き上げられない


 「水汚すまじ」と、地域住民の多くが声する中、「国是の管理型無公害処理施設故、絶対環境への影響なし」と言い切るモデル施設として胸張り出来た処分場です。
 (注、先の下水上処分場のことは、大たい前述)

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