みんなで一緒に駆け出そう!

ポケモンレースミニ

Produced by (c) 任天堂
2002.07.19 発売 (\.1200)

今までに色々なソフトが発売されてきたポケモンミニですが、いわゆるスクロールタイプのジャンプアクションというのはこれが初めて。正直、小さい画面と小さい十字キーで遊ぶにはチョット辛いジャンルだと思ってたのであまり期待はしていなかったというのはここだけの話 (笑)


ハネッコの合図でチコリータと勝負開始

実際に遊んでみるとやっぱりチマチマしたカンジは否めません。また、その画面の大きさの制約というか人間の視力の限界からというか、あまり動きは速くありません (ま、あんま速いと液晶が追従しなくなるし仕方ないんだけど)。そういう状態なのでアクションゲームなんだけど爽快感というのはほとんどありません。じゃあツマラナイのかというとそうでもありません。小さいながらも細部にこだわりを持って作られているので意外に奥が深いです。


さて、どうやって通ろうか?

まず、バラエティーに富んだ複数のコースがあります。コースはただ単にグラフィックが変わっているというだけでなく、池があったり、足場の狭いところがあったり、通路が狭くなってたり、速度が遅くなったり、と様々な仕掛けが用意されています。また、ポケモンによって能力が違っており、池に入ってもスピードが落ちないウパーとか、空を飛べるコイルとか、そのコース毎に得手不得手が設定されているのも面白いところです。また、ジャンプ後に着地する瞬間に十字キーを入れると発動するミニターボ、Bボタンで溜め発動するでんこうせっか(一定時間、一直線にスピードを上げて進む)の他、ジャンプキーをタイミング良く押すことで壁と壁の間を蹴り上がったりするテクニックもあり、小さいながらもアクションを極める要素が詰まっているのには驚きです。


ナカナカ面白いパズルですね

通常のモードであるグランプリ、とにかく1秒でも速くクリアすることを目指すタイムアタックの他に上で述べた様々なテクニックを駆使してステージをクリアするチャレンジモードが斬新で面白いところ。これは、制限時間以内にゴールするのが目的のモードで、アクションの要素はもちろんですが、どこでどんなテクニックを使うかというパズル的な要素が非常に大きく一筋縄ではクリア出来ないのがポイント (いや、気がつかないとステージ1すらクリア出来ない (苦笑))。


まぁ、チョット限界はあるけれども、ポケモンミニでもこの手のゲームは出来るんだなぁと実感。今後も色々なソフトをリリースしてもらいたいものですね。