ロケット団参上!

ポケモンアニメカード大作戦

Produced by (c) 任天堂
2001.11.27 発売 (\.1200)

タイトルを見てポケモンカードを期待した人は残念でした (ぉぃ)。ポケモンカードではなく、ポケモン柄のトランプを使ったゲーム集です。ニャ〜スロケット団の他、アニメに出てくるキャラ (マイナー含む (笑)) が多数登場。キメ台詞とポーズでゲームを盛り上げてくれます。


記憶力の勝負!

マッチ&ゲットは様々な役を作って得点をゲットするゲーム。まず5枚の手札の中から1枚を場に出します。この時、出した手札と場の札でペアかシンカ (下の表参照) になるとそれらのカードを取ることが出来ます。役が無い場合はそのままです。次に山札から1枚カードを引いて場に出します。このカードでペアやシンカが出来た場合もカードを手に入れることが出来ます。これで1回のターンは終わり、次の人の番になります。そして全員の手札が無くなった時点でゲーム終了。もっとも獲得した点数の高い人が勝ちになります。1人で遊ぶキャラクタバトルの場合、2回戦勝負で合計得点がトップになれば次のキャラクタとバトルが出来ます。


手札と場札の組み合わせで出来る役
得点内容
ペア数字1〜Kまでの同じ数字同士の組み合わせ
シンカ20同じポケモンの進化系3枚の組み合わせ
ヒノアラシ系、チコリータ系、ワニノコ系の3種類がある

獲得したカードの組み合わせで出来る役
得点内容
ポケモンルーキーズ301,2,3のカードの組み合わせ
ピカチュウ
コンビネーション
20ピカチュウと、スペードのJ/Q/Kのいずれかの組み合わせ
カルテット4010/J/Q/Kのどれかを4枚とも集める

その他
得点内容
全消し20自分の番の時に場札を全て無くす

なんとなく、花札の花合わせに似てるような気がします。レベルが上がるとCOMが結構強くなるので1人で遊んでも面白いです。ただ、短いとはいえ役を作った時のアニメーションはキャンセル出来る設定を付けておいて欲しかったのが残念なところ。

ポピュラーなゲームですね

ポケモンページワンは、UNO の原形とも言えるアメリカンページワンがベースになっています。最初に5枚の手札が配られ、同じ数字やマークのカードを出していき、早く手札を無くした人の勝ち。誰かが手札を全て無くした時点でゲーム終了。各プレイヤーの得点を計算し勝敗を決定します。1人で遊ぶキャラクタバトルの場合、2回戦勝負で合計得点がトップになれば次のキャラクタとバトルが出来ます。下の表にある特殊な効果 (カードを引かせたり、順番を飛ばしたり) を発揮するカードをどの局面でどのように使うかが勝敗のポイント。このカードがまた各々のポケモンの特徴を良く掴んでて面白いんだなぁ。個人的にはページワンの宣言も手動にして宣言を忘れた人にはペナルティとかあった方が展開が目まぐるしく変わって面白いと思ったんだけど、技術的に難しいのかな (ゲームボーイのトランプゲームではこういう仕様になっているものがあったような気がしたんだけど)?


特殊カード
ポケモン数字内容
ピカチュウオールマイティ。場の札のマーク・数字に関係なく出せる。
10万ボルトで好きなマークに変更出来る。
ニャ〜ス次の人に2枚カードを引かせる。重ね出し可能。
最高8枚まで引かされることになる。
プリンうたう、で次の人が1回休みになる。
メタモンへんしん、で好きなマークに変更出来る。
カビゴンねむる、で道をふさぎ遊ぶ順番を逆回りにする。
ソ〜ナンス普通につかうとカビゴンと同じ逆回りの効果。
ニャ〜スやゲンガーを出された時に、そのカードと同じマークの
ソ〜ナンスを持っているとカウンターで出した相手に効果を
跳ね返す。
ゲンガーゆめくい、で次の人に3枚カードを引かせる。重ね出し不可。

勝つか負けるか2つに1つ

バトル10は2人対戦専用ゲーム。プレイヤーは各々1〜9、ジョーカーの10枚の手札を持ってゲームスタート。まず、山札から1枚のカードが場に出され、その後お互いに1枚ずつカードを選んで出します。出したカードの数字が大きい方が勝ちとなり場のカードを取ることが出来ます。これを手札の10枚がなくなるまで繰り返し、最後に獲得した場のカードの合計点数が高い方が勝ちとなります。
このゲームのポイントは、場に出されたカードの見極め。場のカードが低い時に無理に勝ちに行っても合計得点が低くなるし、後で大きな数字が場に出てきた時に相手に勝つことが出来なくなります。もちろん相手も同じように考えるでしょうから勝てる時に勝っておくという作戦もアリでしょう。この辺の駆け引きが難しいゲームです。場に出てくるカードは毎回ランダムなので、どのタイミングで勝負に出るか!?また、カードはジョーカーが一番強いのですが、何故かAには負けてしまうというのもポイント。切り札として最後に取っておいたのにAを出されてアッサリ負けてしまうという悲劇も起こりえます (苦笑)
2人専用のゲームなので遊んだことはありませんが、ともすれば適当にカード出し合って終わりになりかねないゲームです。お菓子でも賭けて遊ぶと良いかも (ぉぃ)


Kだからコイキングか (笑)

フォーキングスは1人遊びゲームです。山札から引いたカードを台札にある法則 (台札の場所によって、1・2・3・・・、2・4・6・・・、3・6・9・・・、4・8・Q・・・) にしたがって置いていき、最後にK (コイキング) が4枚揃ったらクリアになります。台札に置けない場合には下の場に置いて退避させます。ただし、場は4つしかないので、それ以上のカードを置く時には重ねておかねばならず、当然一番上のカードしか台札へは移動できませんから考えて置いていかないとすぐに手詰まりになってしまいます。文章で説明すると難しそうですが、実際に遊んでみると出せるカードを点滅で知らせてくれたりするので適当に出していってもそれなりにプレイすることが出来ます。ただ、ホントにクリアを目指すならば先読みが必要ですけどね (あと運も必要)。

効果アニメは何回も見てると少々うざくなるけど演出としては良く出来ててTVアニメを見てる人には納得出来る内容かと (ページワンでメタモンカードを使うと、イミテが『まだまだ使い方が・・・』とか言ったりするのはウマイね)。1人で遊ぶ分には非常に良く出来ていると思います。ただ、ウリである赤外線を使った多人数プレイはその仕様からして???と言わざるを得ません。というのも、赤外線でデータを転送するのは隣のプレイヤー同士。自分の番が終わったら次のプレイヤーに結果を送信するという方法なのです。トランプって、場に出された札を見ながら相手が何をしたか、自分の手の内で有効なカードは何かなど考えるのであって、次の番がくるまで場の札の状態は分からない、相手が何をしたか分からないでは全くゲームとして楽しくありません (つーか、成り立っていない)。個人的に、GBAの4人対戦対応ソフトとして移植を希望したいところ。