ナムコの2大シューティングの揃い踏み

ギャラガ&ギャラクシアン

Produced by (c) ナムコ
1995.07.14 発売 (\.3800)

シューティングゲームの歴史の中で外すことの出来ない2大シューティングがカップリングされたソフト。太っ腹だな>ナムコ (もっとも、この時期にこの2作を単品でリリースしても売れなかったっていう気はしますけどね (笑))


護衛2機のギャルボスは800点!

まずはギャラクシアン。このゲームが無かったら、後のビデオゲームの歴史はなかったといわれているくらいの名作。背景に流れる星、1ドット単位で色分けされたカラフルなキャラクタ、曲線を描く攻撃パターン、待機中と攻撃中で得点が違う、ボスの攻撃パターンによってボーナスが付く、などなど。今となってはどれもこれも当たり前のことですが、それまでのスペースインベーダーを含むゲームには無いモノばかりでした。で、そんな名作といわれるゲームですが、さすがに現在プレイして楽しめるか?と聴かれると答えに窮する所です。たしかに、遊べないことはないのですが展開が単調なので飽きてしまいます。よほどの求道者 (カンスト目指すとか、ギャラクシアン以外のゲームが無いとか (笑)) でもなければ、1日もたないでしょうねぇ。


虎穴に入らずんば虎児を得ず

もうひとつのギャラガギャラクシアンの正統な後継者としてリリースされました。当初は2匹目のドジョウなどとも言われましたが、画面外から出現し陣形を作る敵、より生物的になった動き、2発撃たないと倒せないボスなど外見的に見ただけでかなりパワーアップしてることが分かります。さらに、このゲーム最大の特徴であり、後のシューティングに大きな影響を与えたのが合体システムでしょう。わざと敵のボスに捕まった後、再び捕虜を伴って攻撃してきたボスを打ち落とすと捕虜を奪還、さらに横に並んだ状態 (デュアルファイター) で攻撃が出来るようになります。これは、チャレンジングステージ (敵が一切攻撃してこないボーナスステージ) で特に威力を発揮しました。単に攻撃力が2倍になるだけでなく、当たり判定も2倍になるし、奪還に失敗すれば1機失ってしまうというハイリスクハイリターンなところがゲーマーの闘争心を煽ったモノです。


さすがに両ゲームとも時代の流れを感じさせます。今プレイするのはちょっとどうかなっていうのが正直なところですね (ギャラガは今でも結構イケてると思うけど)。両ゲームともサウンドの再現度は高いのですが、グラフィックがモノクロなのもちょっとイタイですしね (ちなみに、ギャラクシアンナムコギャラリー vol.2ギャラガナムコギャラリー vol.1 で各々SGBの13色モードに対応したバージョンが収録されています。もっとも、これらのソフトでもGBカラーで遊ぶ分にはモノクロになってしまうのですが・・・)。

お買い得度:★★★☆☆(3)
GBになってもゲーム性が変わっていないのはサスガ
ただ、変わらなすぎ (芸が無い) という気もしないではない