チープなタイトルが時代を感じさせますねぇ

スペースインベーダー

Produced by (c) タイトー
1990.03.30 発売 (\.3090)

このゲームのオリジナル (アーケード版) に関してはもう今さら語る事も無いでしょう。ビデオゲームが社会的にあれだけの影響を及ぼしたのは後にも先にもこの時だけです (インベーダーハウスなんていうインベーダーだけのゲーセンなんて今では想像出来んでしょう)。


インスト画面はオリジナルのまんま

アーケード版がリリースされたのが1979年。このGB版がリリースされたのが1990年だから実に10年以上も経ってからの移植です。たしかに、GBのハード性能では当時の主流だったカラフルで激しい動きのゲームは向いていませんでした。そして、各社それを見越していたのか非常にレトロな感覚 (単純に古いゲームをGBにしたモノからエッセンスだけを抽出して上手くアレンジしたモノまで) のゲームが多かったのも事実でした (GBだから、という許容の心が作る側にも遊ぶ側にもあったのも間違いありません)。まして、インベーダーといえば海賊版も含め日本に一大旋風を巻き起こしたゲーム、タイトーが放っておくはずがありませんでした


ちなみに、次が23発目!

しかし、所詮は10年以上も前のゲーム。特にシューティングは、操作性や演出なども含めて前の世代のモノよりも良くないと全然遊べない (というか昔のレベルには戻れない) という間隔の大きいジャンルです。そんな中で、単発でしか弾が発射出来ない、左右にしか動けない (しかも遅い)、敵のパターンが単調、というゲームを出したところで受け入れられるはずもありません (効果音も違うし、敵の出現数とかも違うし)。思い出は美化されるとは正にこのことでしょう (多分、当時のブームを知っている人でさえ懐かしさで買おうとまでは思わない出来だと思います)。現在、Loppi で書き換え可能になっていますが、好奇心の強い方以外は手を出さない方が無難だと思います。


お買い得度:★★☆☆☆(2)
いくらGB用だとしても納得出来ないですね