アーケードオリジナル筐体版のロゴですね

スペースインベーダーX

Produced by (c) タイトー
2000.09.29 発売 (\.3980)

GB版スペースインベーダーのリリースから10年、何故今さらという感じで登場したリメイク版。
アーケードや他機種ではいくつかリメイクがリリースされていたので久々という感じはなかったですが・・・まさかミレニアムにあやかった (^_^;)?


コレは平均的な性能を持つ機体、初心者向け?

グラフィックはカラーになっていますが、基本は同じ。自機を左右に動かしトーチカ (砲台の前にあるブロック) に身を隠しながら行進してくるインベーダー達をやっつけていきます。ただ、それだけだと当然誰も見向きもしないので色々と変更点があります。まずひとつは自機が3種類の中から選べるということ。これは単に外見が違うというだけではなく、攻撃力や移動速度 (ちなみに、どの機体も方向キーを2度連続で入れるとダッシュ移動になります) などが各々異なっています。攻撃力にモノを言わせて瞬殺でしとめるか、耐久力重視で多少の攻撃をモノともしないで仕留めていくか、などの選択が出来る訳です。限られた範囲でしか操作出来ない自機だからこそバリエーションがあるのは嬉しいですね (もっとも、使う機体は自ずと1機種に固まっちゃいますけど)。


サンダーボルト炸裂!!

他の大きな変更点としては、アイテムの存在が挙げられます。これは上空を横切るUFOを撃墜した時に落とすモノで、取ると様々な攻撃 (弾が当たったインベーダーと同列のインベーダーを全て倒すモノ、一直線に貫通するモノ、動きを止めるモノ、横から出てきて画面上のインベーダーを一掃してしまう衝撃波など) が出来ます。ただし、アイテムを取った時点からすぐに効果を発揮し一定時間で効果が無くなります。インベーダーの配列 (ステージ毎にパターンが変わる) によっては非常に効果が高く、かつ演出的にも派手なのでナカナカ面白いです。やっぱ単発でちまちまやっつけるだけじゃ爽快感が無いですからね (ちなみに、連射もアイテムによって可能になります)。


左右の砲台を狙え!!

各エリア (水星ステージ、金星ステージ・・・) の最後のステージにはボスが出てきます。他のゲームと違って左右に避けることしか出来ないので的確に的に当てることと、トーチカで上手く防御することが必要になってきます。まぁ EASY モード程度なら無傷でクリアするのは簡単ですが、HARD モードにもなるとかなりツライです。心してかかりましょう。
サウンド、グラフィックともに現代風というかカラー対応ソフトとしてそれなりの水準にアレンジしてあるのは良いと思います。アイテムやインベーダーのパターンの変化によって単調な展開にアクセントを与えているのも良いでしょう。ただ、やっぱり固定画面式で動きに制限がある (左右移動のみ) シューティングというのはちょっとシステムとして今リリースするのはどうかな?っていう気がしないでもありません。でも、逆に弾除けバリバリ (死語)、演出過多の現在のシューティングを見慣れてるユーザーにはこのシンプルさ (あくまで遊べるレベルでのシンプルさという意味) は新鮮にうつるかもしれませんね


お買い得度:★★★☆☆(3)
強力にはオススメ出来ないけど、平均点以上の出来ではあります