オールドゲーマー感涙!?

Mr.DO!

Produced by (c) ユニバーサル
1991.--.-- 発売 (\.----)

現在パチスロメーカーとして不動の地位にあるアルゼがユニバーサルという社名でビデオゲームを作成していた時の同社の大ヒット作品がコレ。いくつか続編がリリースされましたが、GBに移植されたのは第1弾のモノのみ。しかも残念なことに日本では未発売でした。


画面はこっちの方が賑やかなんですけどね

当時から言われていた事ですが、このゲームは一見するとディグダグに非常に良く似ています。土の中を掘り進む、敵を大量にやっつけるためのリンゴ (ディグダグにおける岩と同じモノ) がある、土の中に埋まっているターゲット (チェリー) を取っていく、など。普通の人の場合、ちょっと見ただけでは両者の違いはわからず、しかも当時ディグダグの悪質コピー品が出回っていたことから見かけても遊ばないという人が居たのは事実です。


リンゴの使い方がハイスコアの秘訣

ただ、1度遊ぶと明らかに性質が違うことが分かります。まず、武器ですがパワーボールと前述のリンゴがあります。パワーボールは1発打つと戻ってくるまで時間がかかるので敵を連続して倒すのは至難の技です。ディグダグのポンプのような使い方は出来ません。自然とリンゴを多用することになるのですが、このリンゴはなんと横から押すことが出来ます。さらに1段落ちただけでは壊れません (その後も使える)。かなり敵を倒しやすく感じるかもしれませんが、実際には画面中央のゲートからモンスターは次々と出現するので全滅させるのは結構苦労します。ディグダグはポンプでちまちまやっつけることができましたが、このゲームではそういうプレイは不可能です。


Aモンスター接近中!!

ただし、ディグダグではモンスターを全て退治しないとクリアになりませんでしたが、このゲームの場合にはその他にチェリ−を全部食べる、E、X、T、R、A のモンスターを全て倒す、ダイヤモンドを取るといった方法でもステージクリアすることが出来ます。ここで、E、X、T、R、A のモンスターというのは文字通り体に各文字を付けたモンスターで、それぞれの文字の入ったモンスターを1匹ずつ全部倒せば1UPします。ここで重要なのはプレイヤーが、このモンスターを意図的に出せる (画面中央にあるセンターターゲットを取るor5000点毎に出る) ということ。この E、X、T、R、A モンスターを出すために色々な戦略を練ってプレイするのが高得点のカギとなります。ここら辺が闇雲に敵を倒せば良いというディグダグとは根本的に違う所で、高度なテクニックが必要とされます。


BGMもイイ味出してるのよ、コレが

なお、ダイヤモンドは2段以上の高さからリンゴを落とすとごく希に出現して、取ると1クレジット追加という素晴らしいアイテムだったのですが、GB版では未だに見たことがありません・・・っていうかあるかどうかも分かりません (まぁ1クレジット追加って事自体無意味だしねぇ)。また、オリジナルは非常にカラフルな画面だったのですがGBでは発売年が古いこともあり当然モノクロ。ゲームのシステム、操作性ともに非常に良く出来ているゲームなので、是非ともGBカラーでリメイクしてもらいたいものです (って、もう無理かな?)


お買い得度:★★★★☆(4)
ディグダグより遊びやすいです!