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ディグダグ

Produced by (c) ナムコ
1996.11.29 発売 (\.3980)

戦略的穴掘りゲームとしてアーケードでデビューしたアクションゲーム。ナムコの黄金時代を支えたゲームの一つです。ありとあらゆるハード (コンシューマー機、パソコンなど) に移植されていましたが、GBではナムコギャラリー vol.2 の中で初めて収録されました (ちなみに、他にはギャラクシアンドルアーガの塔ファミスタ4が収録)


プクプク、ポンでやっつけろ!

プレーヤーの操作するディグダグの武器はモリ。これで地中を掘り進んだり、ボタンを押して敵に投げて刺し、空気を送り込み破裂させることが出来ます。
敵であるプーカ (赤い風船みたいなの)、ファイガ (緑の恐竜みたいなの) は、通路が無い (袋小路になっている) ところでは目変化という状態になって地中をすり抜けて移動してきますので、出来るだけ掘り進んで通路を確保していくとステージクリアの可能性 (敵にやられない確率) が非常に高くなります。
とにかく操作はシンプル (移動とモリを撃つ) かつ、フィールドにおけるプレイヤーの自由度が高いのが特徴。敵キャラの性格 (行動パターン) もハッキリしているのでパターンが作りやすいし、画面上に効果的に配置された岩の存在も大きいです。初心者はポンプでちまちまと、中級者は岩を使って効果的に、上級者はそれらを組み合わせてクリア、とプレイヤーのレベルに合わせてゲームが楽しめます。ここら辺のゲームバランスは見事の一言です。


岩石落しで大量得点!!

モリを刺して空気を送り込むと敵は数段階毎に膨らんでいき最終的に破裂してしまいますが、破裂させずに膨らました状態で放置すると、しぼんで元通りになってまた動き出してしまいます (ちなみに、膨らんでる状態の敵に触れても死なない=すり抜けられる)。逆にこの習性を上手く利用して敵をひとかたまりにまとめて、画面上に数個ある岩石 (直下の土を掘ると数秒後に自動的に落下) で一網打尽にすると一挙に高得点が得られます。もちろん、これを確実に成功させるには、敵を上手く誘導できるようなカタチで通路を掘り進んでいく必要があり、このパターンを作るのがこのゲームの醍醐味であったりします。平安京エイリアン以来の色んなテクニックがプレイヤーによって編み出されたゲームであり (DICTIONARY って小冊子もあったね)、その奥の深さは計り知れません。ただ、このGB版は画面の大きさの関係からスクロール制を採用しているのですが、画面全体の状況判断が必要なゲームでこの仕様変更はイタイです。というか、なんか別のゲームって感じがします (ここらへんロードランナーに通じるものがありますね)


カギを集めて出口を目指せ!

ナムコギャラリー vol.2 には、パズル要素を盛り込んだニュー・ディグダグというモードも入っています。これは、ステージ上に散らばっている3つのカギを全て拾い出口に向かうとステージクリアというもの。ルールが変わっただけではなく、画面上に登場するアイテムも増え (落ちると爆発する (爆風に巻き込まれるとミス) する不発弾とか、通路に沿って転がる鉄球、掘り進む事が出来ないブロック等)、敵も1回やっつけても時間が経つと復活してくるなど、やみくもに掘り進んでも絶対にクリア出来ない、かなり頭を使うゲームになっています
ただ、目新しい感じはするんですが、イマイチ馴染むことが出来ないのは解法がほとんどきまってしまっていて自由度が低いせいだと思います。このソフトで遊ぶこと自体が少ないのですが、ニューの方はほとんど遊んでいないと言っても良いくらいです。しかもオリジナルモード、ニューモードともに操作性がイマイチ良くない (なんか移動が半拍遅れるようなもたつきがある) のが非常にイタイですねぇ。


お買い得度:★★★☆☆(3)
やっぱオリジナルとはちょっと違う気がする・・・