礼文島で何をする?


礼文島で何をするかって事で一番のおすすめは歩く事です。ここでは歩くコースを簡単に紹介したいと思います。
島を歩くには季節や天候に合わせた歩きやすい装備が必要です。食事を取る所も少ないので
宿等でおにぎり、弁当などの昼食を先に準備してもらった方がいいと思います。また、歩行路以外は絶対入らない様にしましょう。
下の地図はちょっと見づらいかもしれませんがご勘弁を(^^;


A=アツモリソウ群生地
B=ハイジの丘
C=ウスユキソウ群生地

【4時間コース】

島の北端”スコトン岬”から”浜中”まで歩くコースです。途中ゴロタ岬やゴロタ浜、澄海岬と通ります。ゴロタ浜で穴あき貝を拾ったりするのがいいかも。西上泊からアツモリソウ群生地を通って浜中までは舗装された車道を通ります。浜中からは路線バスで船泊や香深に戻れます。
浜中まで歩いてもいいのですがゴロタ浜、スカイ岬で一日のんびり過ごして16時過ぎの路線バスを利用するのもいいですね。
でも最近は香深を朝出る路線バスで浜中まで行くか宿の車で西上泊(スカイ岬)まで送ってもらいスコトン岬に向かって歩く「逆4時間コース」が私は多いです。これだとスコトン岬を14:05発のバスに乗る事ができ、後述の桃岩散策路と組み合わせる事も出来ますので。

【8時間コース】

このコースはスコトン岬から元地まで島の西海岸を歩くコースです。別名「愛とロマンの8時間コース」と呼ばれています。宿で知り合った男女が一緒にこのコースを歩いて仲良くなりいつか愛が芽生える事も???。約8時間で歩けるのですが、出発はスコトン岬を朝早く出ないと元地の到着が夕方になってしまい交通機関等が無くなってしまったり宿に迷惑をかけてしまうので注意!。
途中の澄海岬(西上泊)までは4時間コースと同じですが、そこからはアップダウンのある林を抜けたり大きな岩場を越えたりとちょっとハードなコースで、コース全体にトイレや売店が少ないのでこれも注意が必要です。また現在は宇遠内から元地までの岩場が崩落等の影響で通行出来なくなってしまったのでここから先の海沿いには入らないようにしましょう。
ただ、宇遠内から林道に向かって東海岸の香深井へ抜けたり、漁船をチャーターして元地まで行く事も出来るので(5000円ぐらいだったかな?)これを利用すればいいかも。ちょっと前までは元地にゴールの看板もあったのですが今は無くなってしまいました。

【礼文岳登山コース】

礼文島で一番高い山”礼文岳”に登るコースです。高いと言っても490mしかありません。香深からバス等で内路の登山口まで。ここから頂上まで約1時間半〜2時間ほどです。頂上からは晴れているとスコトン岬や久種湖、遠くには利尻山、稚内、サハリンを見る事が出来ます。ただ、頂上は風がけっこう強いです。休日等には地元の小学生やお年寄りの方も登ったりする山です。

【桃岩散策路コース】

香深から元地に向かって車道を歩いていくと途中左側に「桃岩近道」(だったかな?)の看板があります。矢印に沿ってちょっと急な坂道を登っていった頂上が桃岩展望台です。(ちなみに途中までなら元地行きの路線バスに乗って行く事も出来ますよ「桃岩登山口下車」)ここからは桃岩をはじめ利尻や香深港を見る事が出来ます。
そこから知床に向かって歩いていくと花のシーズンにはそれはもうみごとな花畑が広がっています。途中の元地灯台を過ぎると正面に利尻を見ながらの下り坂になって知床の集落に着きます。ここから海沿いの車道を香深に戻ります。知床から香深までは路線バスも利用できます。途中、奮部の集落には私の常宿「なぎさ」もありますよ。

礼文林道コース

香深から元地にむかって車道を登って行くと右手に「礼文林道」の看板が見えてきます。ちなみに林道は舗装されていません。入り口から15分ほどでレブンウスユキソウ群生地に着きます。ここからしばらく進むと左側に礼文滝への分かれ道があります。そこからさらに進んでいけば宇遠内への分かれ道です。ここで林道は右に曲り下り坂を下りると香深井に着きます。ここからはそのまま歩いて香深に戻るもよし、路線バスに乗ってもいいでしょう。

【礼文滝・ハイジの丘コース】

途中までは礼文林道と同じです。ウスユキソウ群生地から少し進むと左手に礼文滝への看板が見えてきます。ここを左に曲って最初は熊笹の道を進み、その後しばらくは山道になります。視界が開けてくるとそこが「ハイジの丘」(ハイジの谷とも呼ばれています)です。これはアニメ「アルプスの少女ハイジ」に出てくるような風景が見える事からこの名が付いたそうです。周りはあまり人の入ってこない(これない?)所なのでやはり花のシーズンにはたくさんの花が咲き乱れます。
ここから礼文滝へはロープを伝って急な坂道を降りていきます。谷の底に着くと小さな川が流れていて川沿いの道を進んでいきます。海が見えてくるとそこが礼文滝の上部。ちょっとした坂道を降りると海岸に到着です。海岸から礼文滝を眺めてみましょう。そんなに水量は無いのですがキレイですよ。ここからはもと来た道を戻る事になりますが・・・

【宇遠内コース】

これも礼文林道からの分かれ道を進んでいきます。ちょっと山越えになるので大変かも・・・。そんな場所なので宇遠内はあまり人も来ず静かな所です。ここには小さな売店もあり、8時間コースでは貴重な休憩場所になっています。帰り道はもと来た道を戻ってもいいのですが、人数がいれば漁船をチャーターして元地に行ってもいいかもしれません。但し海が荒れていたらダメですけどね。

【元地海岸コース】

香深からは途中までは桃岩への登山道を進んでいきます。途中で別れ道の看板があるので右へ曲ると車道へ出てすぐにトンネルになります。このトンネルを抜けると一面青い海が見えてきます。車に気を付けながら車道を進んでいくと左手に猫岩が見えてきます。ちょっと脇道に入ると”桃台猫台”の展望台もあります。
元の車道に戻り進むと元地の集落です。海岸の砂浜は”メノウ浜”と呼ばれメノウの原石がよく落ちていたそうですが最近はあまり見かけないようです(よ〜く探せばあるかも)。売店も数軒あり、ビール等を呑みながらのんびりするのがいいと思います。この先には”地蔵岩”と呼ばれる高さ50mほどの大きな岩があるのですが最近は近くまで行けない様になっています。なお、元地へは香深から路線バスでも行けます。

その他にも島を歩いて一周する24時間コースやトド島探検なんてのもあります。
いつかは行きたい!!

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