[オシダ科] DRYOPTERIDACEAE    

サカゲイノデ   Polystichumretroso-paleaceum (Kodama) Tagawa


全形 秋田県湯沢市湯尻沢にて  標高700m付近   2011/7/19
ソーラスは頂部〜周辺からついてくる。

全形 大型に成長する。葉の艶はアスカイノデなどのように脂ぎってギトギトした感じは無く、やや、かすれた感じである。 秋田県湯沢市上の岱にて 標高600m付近

鱗片 葉身上部サカゲの名の通り、鱗片は葉身上部では、下向きである。この写真では葉身上部であり、鱗片は毛状であるが、下部に至るにつれ、膜状になる。

内側(上向き)の第一小羽片内側(上向き)の第一小羽片は、このように切れ込みが深くなっているものが多い。下向きの小羽片もこのように切れ込みが深くなったものを、ジュウウモンジイノデ と称するとのこと。

基部の鱗片基部の鱗片はこのように膜状である。基部付近では鱗片は上向きであるが、サカゲなる下向きの状態は、第二羽片あたりから始まる。

図鑑目次に戻る