庭園で一番の高台にある隣雲亭の濡れ縁に腰掛けてしばらく休む。 上皇が60歳の時には徳川はすでに4代目になっていた。朝廷は幕府の管理下に置かれたものの、上皇にはもはや怖いものはなくなっていたのだろう。この大規模な離宮が短期間で造営できた所以ではないか。 次へ