「四国遍路覚」原本
The original of "Shikoku Pilgrimage"

讃岐 甲山寺(医王山甲山寺)から青峯山根香寺

「くり初の所也 寺求聞持院といふ」 甲山寺「本尊薬師 堂三間四面 寺一ヶ所 貧地也」 
善通寺(五岳山)「本尊薬師 社頭五間四面、拝殿十間四面 いはい堂弐間半に七間 客殿は十一間に六間 
居屋九間に四間(略)家数不知言語難尽 是より金毘羅弐里 麓の町有り」

小松尾山金興寺 三重野悌次郎氏は町史に「金毘羅宮別当金光寺か?」と書いている。順路から判断しても
氏の指摘通り、金刀比羅宮の麓にあった別当寺「金光寺」だと思われる。金毘羅大権現を祀っていたが明治の
神仏分離で廃され、現在は寺としては存在しない。
「麓の伝左衛門殿に一宿 三月十七日の晩 源の□□を祝申由に候」□□には名前が入ると思われるが、読め
ない。
金蔵寺(鶏足山)「本尊薬師知証の作」 道隆寺(桑多山)「本尊薬師大師の作」

仏向山道場寺(郷照寺)本尊阿弥陀「此寺時宗の堂 三間四面の寺也 小舎也四国中の貧地也」

崇徳天皇(金華山天皇寺)本尊十一面 天皇ムラ新左衛門殿に一宿三月十八日晩
 国分寺(白牛山)本尊千手「雨降りし故一里半程行国分寺の後の山の下茂左衛門殿に一宿 三月十九日
の晩に」 
白嶺寺(綾松山白峯寺)「本尊千手あやた郡青海むら上り五十町下り五十町 堂塔からん四ケ所不被延言語に」

「本堂より北に児獄とて百余丈の滝あり」と、滝にまつわる故事が書かれている。 「根香寺本尊千手観音」

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