大岩魚は動物(not fish but animal?)


写真はブログに使ってる物ですが、今までに大きな岩魚は何匹か釣って写真も撮っています。でもこういう風なアングルでは撮っていませんね。どうしてもワンパターンで手に持っているか横たわったものばかりです。この後のコメントもブログと重複しますがこちらは長く残る可能性が高いのでアップしておきます。

これはまだ45cmまではなかったと思います。でも私の手の大きさからも ちょっとデカイなという感じがでているでしょう?これ以上の大きさになりますと握りこぶしが開けた口の中に入ります。そしてタイトルにあるように魚というか....いやどちらかというと動物といった方がいい表現だと思います。釣り上げた直後は片手で持つのは無理ですね、ヤマメとは違って岩魚は全体にのそっとした動きですが底力があり生命力もかなりのものです。

さてここから私なりに大岩魚を釣った時の感覚を表現してみます。 まずキャッチした感じは.....リールやロッドの動きがSTOPします。ドンっという感じで止まります。次にあまり激しく抵抗しません、イヤイヤながら引きずられている感じ、おいおいなんか重いぞ....そして陸に上がる(上げる)ときはドタドタと暴れます。時として(網や他の道具はもっていませんので)足で陸へ蹴り上げます。この時は押さえつけるのが大変です、とても力が強いんですね。まずは両手で押さえ込みですね。このときに強く体を握ったり押さえたりしますと心臓の鼓動が手に感じます。大きな岩魚でも小さいものと変わらないきれいな姿のと、見るからに不気味な容や色をしたものもいます。上の写真は中間ですか?リリースならいいんですが、持ち帰りの時は止めを刺すのがちょっときついです。この時が特に魚ではなく動物を殺しているような感覚なんですね。返り血を浴びる事もあり、申し訳ない気がします。まあ釣った時点からこちらも心臓バタバタしてますしテンション上がってるので流れに沿って行動していますけど......。最近は50cm以上でもない限りリリースとしていますので、こういう場面はほとんどないでしょうけど。

フライもやるんですが大物はなかなかでませんね、一度かなり大き目の(4cmぐらい)ウェット(?)っていうんですか重くて沈めるタイプのフライに小さなオモリを付けて43cmの岩魚を見ながら釣った事があります。でもラインの先っぽが細くて無理できずに15分くらいタマリの中を行ったり来たりさせてようやく疲れた頃に引っ張り上げました。でもこの時の釣りは私としてはルアー釣りだったと思っています、ロッドやリールはフライですが手法はルアーとなにも変わりません。目立つような物体をだしにして引きずり出すんですもんね。

とにかく”大岩魚はちょっと別世界”というのはその個体数が少ないということだけでなく、生態や特徴を含めてまちがいない表現だと思います。みなさん、特に経験のない方には一度体験して欲しいですね、ここ佐渡でもだんだんと場所がなくなってきています、機会があったら是非チャレンジしてみて下さい。