「ゴールドラッシュ」(98/11 新潮社) 99/3読了
99年の3月に読ませていただきました。売れすぎるのか、近所の本屋には置いてなく(当然図書館にはない)、出向いたときに4刷版を買った。「言葉のレッスン」(98/7 朝日新聞社) 99/3読了
ゴールドの帯が素晴らしく、思わず嬉しくなってしまう装丁だ。
果たして内容は・・・・
彼女の得意な世界である、パチンコ、韓国、不良といった題材で繰り広げられるストーリーは新しくもないが、従来の焦燥感あふれる作風と違い、どこかしら自信に満ち、その結果ほっとするような結論づけとなっているのかもしれない。
ただし、なぜ14歳が親を殺すかについては、この内容では語りきれてないと思う。
著者には、気に入った言葉をノートに書留めておくという習慣が小学生の頃からあったそうだが、そんな人らしい、引用句から始まるエッセイ集となっている。内容的には普通の生活を綴ったものであり、柳美里と時を過ごしたいファンの方にはおすすめできる、おだやかな内容に仕上がっている。「私語辞典」(96/5 朝日新聞社) 98/8読了
「タイル」(97/11 文芸春秋) 98/3読了
「家族シネマ」(97/1 講談社)
「水辺のゆりかご」(97/2 門川書店)