桐野夏生の本

「柔らかな頬」 (99/4 講談社) 00/7読了

珍しく購入した本を1年積んでありました。ミロ・シリーズの新作も出たとのことで、慌てて(?)読みました。

女主人公の生き方が強烈で、読み終えてからもちょっと私には違和感があります。というのは、あれが男だったら、単なるスケベオヤジじゃないか。売れる本にするためには、濡れ場は必須で、そんなところを計算したのかなぁ・・。ちょっと、ここまでの淫乱は少ないと思いますが、どんなものでしょうか?

小説の構成はしっかりしており、結論がないところも私は、納得できます。カスミと石山、その家族の人物描写もしっかり描けています。このあたりはさすがですね。はたして、私はカスミか石山か、どっちのタイプの人間なのでしょう?

「OUT」 (97/7 中央公論社) 98/11読了 「顔に降りかかる雨」   (93/9 講談社) 98/8読了 「天使に見捨てられた夜」 (94/6 講談社) 98/3読了 「錆びる心」 (97/11 文芸春秋) 98/3読了 「ファイアーボール・ブルース」 (95/1 集英社) 98/2読了 「水の眠り灰の夢」 (95/10 文芸春秋) 98/2読了 元に戻る